新型のポータブルゲーミングPC「AOKZOE A2」がIndiegogoでクラウドファンディグを開始しました。
↓でレビューしたA1シリーズの後継で、ディスプレイが7インチになり、筐体が小型化しています。
プロセッサは、Ryzen 7 7840U版と、Ryzen 7 6800U版の2種類があります。
それぞれ、6800U版が32GB/512GBで599ドル(約85,000円)、7840U版が699ドル(約99,000円)~となっていて、最大構成が64GB/4TBの1,199ドル(約17万円)となっています。
プロセッサ以外のスペックは、LPDDR5x-7500MHz RAM、PCIe4.0x4 NVMe M.2 2280 SSDストレージ、7インチ(1920×1200)ディスプレイ、48.5Whバッテリーなど。
通信はWi-Fi6EとBluetooth 5.2をサポートし、ステレオスピーカーとアクティブ冷却ファンを内蔵。
重量は649gと、前モデルよりも小型・軽量化しています。
ポート類は、↓のようにUSB4.0 Type-C x2、USB3.0 Type-A、microSDとなっています。
クラウドファンディグ価格は32GB/512GBでギリギリ10万円を切るレベルということで、このジャンルの売れ筋であるASUS ROG Allyや、レノボのLEGION Goと比べても競争力があります。
ただしこれはあくまで数量限定のクラウドファンディグ価格で、小売価格はこれよりも10%以上高くなると見られます。
AOKZOE A2はRAMが32GBとなっていますが、ASUSやレノボのような大手メーカーがポータブルゲーミングPCには揃って16GBを採用していることからも分かるように、モバイルチップで10インチ以下の画面で動作させる場合は大半のゲームで16GB RAMで十分です。
携帯ゲーム機形状を続ける場合は、最新チップで一般小売価格10万円(700ドル)切りマシンを出していけるかどうかが、このジャンルでマイナーメーカーが生き残れるかどうかの一つの目安になってくるでしょう。
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コメント
個人的にはROG Allyでの不満点である、USBポートが豊富な点でちょっと欲しい…。
フルポート1個だとドックかHubが必須になる上、ROGはなぜか指紋認証も認識しづらいので、USB typeAに指紋認証付けられるのも個人的には高評価。
あと比較的Z1 Extreamよりは汎用CPUなので、Oculus Linkが動いてくれないかなとも思いつつ。
難点は、その為だけに買い換えるかと言われると…。
海外クラウドファンディングだと下手すると本体+送料に入国時の消費税がつく。過去にGPDで1万以上予想外の出費を迫られたことがあるので、注意が必要。