今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから登場した、Intel N100を搭載したミニPC「Minisforum UN100L」をレビューしていきます。
Intel N100は廉価・低消費電力ながら実用的なパフォーマンスを持つことで昨今人気のCPUです。
Minisforum公式ストアのこちらのページで、7,000円OFFの32,980円でセール中。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物は、ミニPC本体のほか、電源アダプター、HDMIケーブル、ネジ、取扱説明書となっています。
アダプタは36wでコンパクト。
マニュアルは日本語にも対応しており、ストレージ換装のやり方まで丁寧に書かれています。
本体はかなり小型のメタル外装で、天板にはMinisforumロゴがプリントされています。
スペックは、CPUに4コア4スレッドで最大3.4GHzのIntel N100プロセッサ、16GB LPDDR5 RAM、512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSD、Windows 11 Homeとなっています。
サイズは115x110x46mm。
ストレージはM.2 2280のほか、2.5インチのSATAを増設も可能。SATA3.0で最大6Gbpsです。
本体前部には、↓のようにClear CMOSとDMIC、電源ボタン、USB3.2 Gen2 Type-A x2、3.5mmイヤホンジャック。
本体背面には、↓のようにHDMI2.0、USB3.2 Gen2 Type-C、有線LAN、DisplayPort1.4、USB2.0 Type-A x2となっています。
サイドは空気穴のみ。
逆側には、microSDカードスロットがついています。
重量は実測で364g。スマホ2台分くらいの軽さ。
ストレージの換装・増設
本機は底面にあるゴム脚4つを取り外し、プラスドライバーでネジを外せば簡単に内部にアクセス可能。ゴム脚はよくある粘着テープでなく、爪ではめ込むタイプなので粘着力が弱まる心配がありません。
メインストレージのM.2 2280が見えますので、まずはこれを換装できます。RAMはオンボードなので交換不可。ほか、テープで固定されているSATAケーブルを取り外し、底板に2.5インチメディアを装着すればデュアルストレージ構成にできます。
ベンチマークスコア
続いてベンチマークスコアを見ておきます。
CINEBENCH R23は、シングルコア827pts、マルチコア1,949pts。
マルチコアスコアは↓の通り。第8世代Core i5のUシリーズよりちょい下なので、オフィスソフト利用などは十分に快適な性能です。
シングルコア性能はさらに高いです。↓
ただし、廉価CPUでパフォーマンスコアやGPUパワーはないため、ゲームには向きません。
CrystalDiskMarkの計測値は下記の通り。
オフィスソフトやブラウジングなどの利用に
これまでもIntel N100搭載PCは多数レビューしてきましたが、ゲームや動画編集は厳しいものの、本機を含めてオフィスソフトやブラウジングなどの「一般的な」PC利用にはほぼストレスなく快適に使うことができます。
かつてのCeleronやAtomなどの廉価・低消費電力CPUはそういったベーシックな用途でもストレスの溜まるシロモノでしたが、その時代からは大きく進化しています。
3万円で購入できるミニPCとして実用的なパフォーマンスを備え、かつポート類も一通り揃っていて、ストレージも換装・増設できるというのは、やはりコスパは高いでしょう。
というわけで、実用的なパフォーマンスで格安なミニPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!