今回は、Blackviewから新登場したタフネス(高耐久性)スマートフォン「Blackview BL9000」を提供いただいたのでレビューしていきます。
6nmのDimensity 8020を搭載し120w充電やHarman対応スピーカーも搭載したスペック高めなタフネス機であると同時に、背面に1.32インチのタッチ対応サブディスプレイがついたユニークな機種。
現在、AliExpressのこちらのページで55,000円で販売中。
前面には6.78インチで120Hzの2.4kディスプレイを搭載しており、表示品質も高くなっています。
それでは、見ていきましょう!
動画レビューも公開中↓
外観とスペック
まず同梱物からですが、本体のほかに120wのUSBチャージャー、USB Type-C to Cケーブル、マニュアルがついています。チャージャーは海外プラグとなっています。
スペックは下記の通り。同時に登場した兄弟機である「Blackview BL8000」と並べておきます。ちなみに「Blackview BL8000」の方は、こちらのページで約35,000円で販売中です。
SoCのDimensity 8020は、後述するベンチマークスコアでいうとおおむねSnapdragon 888やSnapdragon 870と同じくらいのパフォーマンス。なので、2020年~2021年のハイエンド機ほどの速度が出ます。
ほか、指紋・顔認証や120w充電、防水やMIL-STDにも対応しています。
対応バンド帯も広くて良いのですが、唯一の欠点はwidevineがL3である点。NetflixやDisney+などの有料サブスク動画については高画質再生が不可になります。YouTubeは大丈夫です。
本体は↓のようにパンチホールカメラ搭載。
背面にはデュアルカメラとサブディスプレイ。背面パネルはレザー風です。
底面にはキャップ付きのUSB Type-Cポート。
↓のようにキャップを外して充電します。
右側面には音量ボタンと指紋認証対応電源ボタン。
上部には2つめのスピーカー穴とHarmanロゴが刻印されています。
左側面にはスマートキーとSIMスロットです。
SIMスロットはXperiaタイプで、ピン不要で開けられます。デュアルnano SIM対応。microSDは入りません。
重量は実測で413g。だいたい一般的なスマホの倍くらいの重さがあります。
背面ディスプレイの機能
続いて背面ディスプレイの機能を見ておきます。
本体を傾けたり、2度タップすると背面ディスプレイが点灯します。
デフォルトでは↓のように日時とバッテリー残量が表示されます。
右にスワイプすると通知が表示されます。↓
続いてYouTube Music。
消費カロリーなどの生体情報。カロリーは、歩数から計算しているようです。
現在位置にもとづく天気予報、
方位磁石、
カメラです。カメラは、背面カメラをセルフィー的に使うことができます。
なお、背面ディスプレイは設定画面から、表示・非表示その他の設定ができます。
デザインやカラーもカスタム可能です。
実際の使い勝手
続いて実際の使い勝手を見ておきます。
まずデフォルトのホーム画面は↓の通り。
プリインアプリはAndroid標準のものに加えて、タフネススマホによくある距測などのツール系が入っています。
UIはBlackviewおなじみDokeOS。シャオミのMIUIを意識した見やすいインターフェースです。
ディスプレイは最大120Hzリフレッシュレートですが、設定から変更できます。バッテリー駆動時間を優先させたい場合は60Hzにおさえるなど。
また、手袋をつけたまま操作ができるグローブモードや、特殊な音を30秒間出してスピーカーホールをクリーニングする機能などもついています。
サイドのスマートキーもカスタム可能です。
1回押し・2回押し・長押しの3パターンで挙動を設定できます。
設定可能な内容は、↓のようにスクリーンショットやフラッシュライト点灯などのショートカットのほか、
↓のようにアプリ起動などです。
ディスプレイは6.78インチ2.4k解像度120Hzということで視認性高く、表示品質も良好。パフォーマンスも高いのでブラウジングなどは快適です。
YouTube視聴も同様。Harman対応スピーカーで音質も良いです。
サイドの電源ボタンに触れると画面タップと同じような挙動になるのが気になりましたが、全体的にパフォーマンスや表示品質、音質も高いので、タフネス機とはいえ使いやすい端末です。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、シングルコアが1111、マルチコアが3140です。
GPUスコアが4328。
冒頭にも書いたとおり、これはQualcommのチップセットでいえば、概ねSnapdragon 888や870と同じくらいです。なので、2020年~2021年のハイエンド機くらいの性能があります。また、GPUスコアはそれらよりも高くなっています。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
GPUスコアは下記の通り。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
原神はデフォルト「中」設定で端末負荷「スムーズ」なので、画質高めでもプレイは快適です。
ストレージ読み書き速度は↓の通り。UFS3.1ということで速めです。
パフォーマンス高めなタフネス機
以上、発売になった「Blackview BL9000」を見てきました。
中華タフネススマホはパフォーマンスが低いものが多いですが、本機は数年前のハイエンド機並の性能があり、コスパは高くなっています。
ただwidevine L3なので、有料サブスク動画を見る方は注意が必要です。
もちろん一般的なスマホよりも厚みも重さもありますが、アウトドアのアクティビティをよくやる方や、現場系のお仕事をされている方などで、タフネススマホが気になっていたが手を出していなかったというような方が使ってみるには良い機種なのではないかと思います。
というわけで、タフネススマホが気になっている方は、ぜひチェックしてみてください!
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コメント
裏面に画面つきとか、しかも、見れる情報が割と多く、可愛変態度高いですね。たまらんです。
レビューが素晴らしくほしくなりました…。お金がじゃぶじゃぶあったら、ガジェットに貢ぎたい(´;ω;`)