2/24追記:レビュー品には同梱されていたため、当初筆圧検知ペン同梱と記載していましたが、アマゾンの商品ページでは別売りと記載されています。お詫びして訂正いたします。
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今回は、格安Androidタブレットの代表選手であるAlldocubeのiPlayシリーズ最新モデル「Alldocube iPlay 60」の提供があったのでレビューします。
iPlayシリーズといえば、まず2021年のiPlay 40が大ヒットしました。
UNISOC T600シリーズ搭載で実用的なパフォーマンスを持っていて、FullHD以上の高解像度ディスプレイや高品質なメタル外装などで、格安タブレットの新時代を象徴するような機種でした。
その後iPlay 50が登場。
iPlay 50自体はちょっと期待外れな部分もありましたが、同シリーズの小型機として登場した8インチクラスのiPlay 50 miniシリーズはAndroidタブレットとしては珍しいiPad miniサイズの商品。これがHelio G99搭載で廉価機としては高いパフォーマンスを持ち、2023年〜現在までヒット商品となっています。
そして、今回レビューするのが最新の「Alldocube iPlay 60」。AliExpressで先行して販売されていたものですが、アマゾンでも販売開始になりました。
4,096段階筆圧検知ペン対応やホールセンサ搭載など、周辺機器利用を強化した新機種。
現在、アマゾンのこちらのページで24,900円から4,000円OFFクーポンがつけられて、さらにクーポンコード「CUBEiPlay60」を適用すれば、差し引き16,916円と格安で購入可能になっています。(明日2/25まで)
発売セール価格とはいえ、このスペックで1万6千円台は高コスパとなっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。↓のように本体のほか、筆圧検知ペン、ペン用マグネットシール、マニュアル、USB-A アダプタ、USB Type-C to Aケーブル、SIMピンがついています。
※アマゾン商品ページの記載では、ペンは別売りとなっています。
マニュアルは日本語にも対応しています。
USB Type-A充電アダプタは10wで、PSEマークもついています。
つづいては本体を見ていきますが、その前にスペックを見ておきましょう。
スペックは下記の通り。
- SoC:UNISOC T606
- GPU:Mali-G57
- ディスプレイ:10.95インチ(2000×1200)IPS
- メモリ:4GB LPDDR4x RAM
- ストレージ:128GB UFS
- 拡張ストレージ:microSD(最大512GB)
- バッテリー容量:7,000mAh
- OS:Android 13
- カメラ:リア16MP+2MP+2MP、フロント5MP
- SIM:nano SIM x2
- 対応バンド帯:GSM: b2/3/5/8、WCDMA: v1/2/4/5/8、FDD: b1/2/3/4/5/7/8/20/28a/b、TDD: b38/40/41
- widevine:L1(Netflix高画質再生対応)
- GPS:対応
- センサ:重力、光
- その他:4,096段階筆圧検知ペン対応、クアッドスピーカー搭載
SoCのUNISOC T606は7nmでCortex-A75 x2とCortex-A55 x6のオクタコア。生体認証には非対応。widevineはL1で、Netflixの高画質再生もできました。
カメラはリア3眼+LEDライトです。
背面はメタル外装で、フラットで高級感あるデザインです。
上部には電源・音量ボタンと2スピーカー。
底面にはマイクとUSB2.0 Type-C、2スピーカーです。
左側面には何もついていません。
右側面には、SIM/microSDカードスロット。
付属のSIMピンで開けると、↓の通りmicroSD + nanoSIMもしくはnanoSIM x2の排他構成のスロットが入っています。
重量は実測で527g。
いろいろある周辺機器
本機は周辺機器がけっこう豪華です。
まずはなんと言っても↓の筆圧検知ペンです。
※アマゾン商品ページの記載では、ペンは別売りとなっています。
↓のような上部のキャップを開けると充電用のUSB Type-Cポート。
ペン先には、1ボタンがついています。
筆圧検知なので、↓のように描く強さによって線の太さが変わるようなメモ書きができます。
ペンの機能はシンプル。まずペアリングは不要で、基本的には指の代わりに使います。ボタンを押しながら画面タップすると、Googleアシスタントが起動できます。
ペン周りの挙動については、さらなる進化を期待したいところ。
そのままでは本体とマグネット装着できませんが、付属のマグネットシールを貼ると装着できます。
そのほか、これは全員についてくるかは分かりませんが、純正のケースが付属していました。
※アマゾン商品ページの記載では、ケースは別売りとなっています。
背面ケースと、スタンドのフリップケースが合体するユニークなタイプ。
手に持つときは背面ケースのみで、立てて使う時は↓のようにフリップを使い、持ち運ぶ時もフリップで画面を保護する、といった使い方ができてよくできたケースです。
実際の使い勝手
初期設定を終えた最初のホーム画面が↓の通り。壁紙はiPlay 50 miniでおなじみの金魚?です。
はじめから入っているアプリは必要最小限のGoogle謹製アプリがほとんど。無駄なプリインが無いのは嬉しいポイントです。
設定画面は2ペインなどにはなっていません。
上記の設定画面を見ても分かるとおり、iPlay 50 miniと同様、初期設定では11インチにしては表示がかなり大きめです。
ブラウザでデイリーガジェットを表示しても↓の通り。
一覧性があまり高くありません。
開発者モードでいじっても良いですが、設定アプリの「表示サイズとテキスト」でフォントサイズと表示サイズをいじりましょう。
↓のようにいずれも最小にしてちょうど良いです。
これですと、設定画面も↓のように見やすくなります。
デイリーガジェットを表示しても、↓のようにより多くの情報が表示できます。
YouTubeを再生すると、16:9の動画は横向きで↓のように上下に黒帯が入ります。
widevine L1でもNetflixの高画質再生が不可の機種がありますが、本機は↓のようにFullHDで再生ができます。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、↓のようにシングルコアが382、マルチコアが1353です。
GPUスコアは↓のように447となります。
パフォーマンスが高いSoCではありませんので、ゲーム用に買うというのはオススメできませんが、一応原神をプレイすると画質「最低」であればデバイス負荷スムーズでプレイできます。
ストレージ読み書き速度は↓の通り。
iPlayシリーズの新たなチャレンジを感じる一台
以上、新発売になった「Alldocube iPlay 60」を見てきました。
UNISOC T606ということで、ハイパフォーマンスな機種ではありません。
iPlay 40の頃からパフォーマンス面での進化はありませんので、そろそろHelio G99かそれ以上のパフォーマンスを持ったSoCを搭載した機種が欲しいところ。また、生体認証も搭載して欲しいなと思いました。
ただ、スペックに比して価格は安め。廉価Androidタブレットとしては良い選択肢の一つになると思いますので、気になった方は、ぜひチェックしてみてください!
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