今回は、Blacksharkの新型スマートウォッチ「Blackshark GT3」の提供があったのでレビューしていきます。
こちら、湾曲した有機ELディスプレイを搭載し、10日駆動の防水ウォッチであるほか、スポーツモードや心拍数計などの一般的な機能に加えて、chatGPTを使えたりゲームができるなど、面白い機能もふんだんに入ったスマートウォッチです。
それでいて、現在発売セールで6,000円ほどで購入できるという爆安プライスとなっています。
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↓でレビューした「Black Shark S1 Pro」の後継機。S1 Proもメタル外装でかなり良い廉価スマートウォッチでした。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物ですが、↓のようにウォッチとマニュアルのほか、PUレザーとシリコンの2種類のウォッチバンドが付属します。
充電は付属のワイヤレス充電器を使います。
マニュアルは英語ですが、特に難しいことは書かれていません。
2種類のストラップですが、カラーは今回のブラックのほか、ブラウンのものも選択可能。
メタルパーツ部にはBlacksharkロゴが刻印されています。
裏面は↓の通り。
ウォッチ本体ですが、ディスプレイは上下から中央に向けて山形に湾曲しています。これにより、デザイン上のフィット感が高まるのと、画面スワイプも滑らかです。(リフレッシュレートの関係で黒線が入っていますが、もちろん実物には入りません)
有機ELディスプレイなだけあり、クッキリ鮮明で明るく、とても見やすいです。
スペックですが、ディスプレイは1.96インチ(502×410)有機EL、250mAhバッテリーは公称10日間駆動、サイズは53.5x49x12.1mm、IP68防水、母艦との接続はBluetooth 5.3、母艦OSはAndroid 9.0以上、iOS12.0以上、HarmonyOS4.0以上となっています。
ディスプレイは60Hzリフレッシュレートで、332ppi、輝度600ニトと明るくなっています。
100以上のスポーツモード、心拍数計、歩数計、消費カロリー計、睡眠トラッキング、Bluetooth通話機能、スマホ通知機能など一通りの機能を搭載しています。
本体右側には↓のようにデジタルクラウンとマイク穴。デジタルクラウンはクリックしてアプリ一覧を呼び出せるほか、回転させると画面スクロールもできます。(タッチ操作ももちろん可能です)
逆側にボタン類は付いていません。
底面には↓のように生体センサがついています。
Apple Watchの底面のような、立派な生体センサです。
ウォッチバンドは↓のつまみをずらすと簡単に着脱できます。一般的な22mmバンドを着けることもできます。
重量は、シリコンのバンド込みで55gでした。
機能と使い勝手
手首に巻いたところ↓
湾曲ディスプレイなので、一般的なスマートウォッチよりも角張った印象がなく、腕との一体感が高いです。
実際の駆動時間ですが、常時点灯ONにして輝度を高く設定していても5日は持ちました。
ベゼルも比較的薄め。何より画面が明るく鮮明です。
常時点灯にも対応しています。常時点灯時の表示タイプは、デジタルとアナログから選択可能。↓はデジタル表示した時のもの。輝度が落ち、日付と時間がシンプルに表示されます。
ウォッチフェイス長押しで、フェイスを交換できます。
右から左にスワイプすると、各種ウィジェットが表示できます。設定から表示するウィジェットは変更できますが、デフォルトでは心拍数計と、
Apple Watchライクなアクティビティリング、
血中酸素計です。
下から上にスワイプすると、スマホの通知を確認できます。
上から下にスワイプすると、バッテリー残量のほか、各種設定ボタンが表示されます。
サイドのデジタルクラウンをクリックすると、アプリ一覧が表示されます。
デフォルトでもかなり多くのアプリが入っています。
カレンダーや目覚まし、生体モニター、スポーツモード、メモ、アシスタント呼び出しなどの一般的なアプリのほか、↓のようにゲームも入っています。
ゲームはタッチ操作でプレイするシューティングゲームです。
また、「Shark GPT」というアプリもユニークです。
詳しくは後述しますが、chat GPTに音声で問い合わせることができます。(ただし現在は英語と中国語のみ対応)
母艦アプリからは、↓の「QRコード」を表示させて読み込むことで一瞬でペアリングできます。
設定アプリからは、常時点灯や言語、音量などの調整ができます。中華フォントですが、もちろん日本語対応です。
Shark GPTですが、アプリを起動して画面タップしてウォッチに向かって話すと、↓のようにchat GPTからの返答が表示されます。
処理は母艦スマホ上で行われ、母艦アプリ上には↓のようにチャット履歴が表示されます。
この機能を使うには、母艦アプリがスマホのバックグラウンドで稼働している必要があります。現状、音声認識精度は低く、また日本語にも対応していません。
ただ、ウォッチに話しかけてそこそこの速度で様々な情報を教えてくれるのは、未来的な体験でした。今後の進化がとても楽しみな機能です。
母艦アプリ
Blacksharkの母艦アプリをGoogle PlayストアやApp Storeからダウンロードします。
母艦アプリとはQRを読み込ませてBluetoothで接続します。
アプリを起動すると、デフォルトで↓のように生体モニタリング情報のダッシュボードが表示されます。
右にスワイプするとスポーツモード。
つづいてデバイスタブです。
デバイスタブからは、ウォッチフェイスのダウンロードほか、ウォッチにかかる全ての設定やカスタマイズができます。
洗練されたUIというわけではありませんが、シンプルで分かりやすいアプリです。
荒削りな部分もあるがかなり面白いウォッチ
以上、新型スマートウォッチ「Blackshark GT3」を見てきました。
湾曲ディスプレイは操作のしやすさやデザイン的な腕との一体感以外のメリットはあまりありませんが、有機ELディスプレイと合わせて一般的なウォッチとは少し異なる未来感ある外観です。
画面表示品質が高く、一般的なスマートウォッチ機能は一通りそろえていて、防水や長時間駆動など、ウォッチとしての仕上がりも上々です。
それでいて、ゲームやchatGPTなど、他のウォッチにはあまりない実験的な機能も備えていて、持っていて楽しい一台。
この内容で、現在の発売セール6,000円というのは衝撃の安さとなっていますので、廉価スマートウォッチをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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