今回は、新型の8インチ小型Androidタブレット「Headwolf FPad5」を購入したのでレビューします。
↓でレビューした「Headwolf FPad3」の上位機種です。
現在、楽天で販売されています。販売価格は24,999円ですが、商品ページの「クーポン獲得」をクリックすると4,000円OFFクーポンが獲得でき、差し引き20,999円で購入できます。
Helio G99搭載で2万円前後と格安で、widevine L1やGPS、デュアルnano SIM、顔認証もサポートしていて、コスパはかなり高いです。
また、数少ない「マトモに使える」格安小型Androidタブレットでもあります。
同じくHelio G99搭載で2万円前後の、↓でレビューした「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」と双璧をなす格安8インチタブレットです。
「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」との比較も交えつつ、見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物ですが、↓のように本体のほか、USB-Aチャージャー、USB Type-A to Cケーブル、SIMピン、マニュアルです。
チャージャーは10wで、もちろんPSEマークもついています。
マニュアルは日本語対応です。
本体はベゼルも薄く、ディスプレイの輝度もかなり明るいです。
スペックですが、SoCにはCortex-A76 x2とA55 x6のオクタコアであるHelio G99を搭載。格安タブレットに搭載されるチップセットの中では最速クラスです。GPUはMali-G57 MC2。
ほか、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFSストレージ、8.4インチ(1920×1200)ディスプレイ、リア13MPフロント8MPカメラ、5,500mAhバッテリー。
デュアルnano SIM搭載で、対応バンドは2G GSMがB2/3/5/8、3G WCDMAがB1/2/5/8、4G FDDがB1/3/5/7/8/18/19/20/26/28AB、TDDが41です。
ほか、GPSやwidevine L1、顔認証、最大2TBのmicroSDをサポートしています。
BOXの2スピーカー搭載で、センサは重力センサのみ。ジャイロスコープはついていません。
「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」とほぼ同じスペックで後述するように筐体もそっくりですが、違いは3つあります。
1つが本機はAndroid 14(iPlay50は13)、本機はデュアルスピーカー搭載(iPlay50はシングル)、そして本機は顔認証対応(iPlay50は生体認証非搭載)です。
背面は↓のようにメタルのフラットなパネル。
カメラバンプは盛り上がっています。
技適番号も書かれています。マニュアルにも記載があります。
サイドにはmicroSD/nano SIMスロット。
付属のSIMピンで開くと↓のようにnano SIM + microSDもしくはnano SIM x2の排他構成。
底面にはUSB2.0 Type-Cと2スピーカー穴。
逆サイドには電源・音量ボタンとリセットスイッチ。
上部には、3.5mmイヤホンジャックが角についています。↓
重量は実測で331gです。
他機種との比較 – iPlay50 mini Pro NFE、iPad mini6
つづいては本機を、iPad mini6と「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」の2機種と筐体比較してみましょう。
↓の真ん中が本機です。
ディスプレイですが、レンズとの角度が違うので色味が違って見えますが、3機種すべて輝度最大で実物を見ると、明るさは本機とiPad miniがほぼ同じで、iPlay50が若干暗くなっています。色味については、iPad miniがもっとも鮮やかで、次いでiPlay50、本機は白が少し強めです。
いずれも表示品質は悪くありませんが、本機の特徴は明るいが色味は白強めといったところ。
iPlay50 mini Pro NFEと筐体を比べると、スペックと同様に驚くほど似ています。
↓が底面ですが、下が本機。スピーカー穴が2つあります。
サイドは↓で、3.5mmイヤホンジャックの位置は同じです。
上部は↓。
側面は↓です。
スペックだけでなく、筐体についても本機はiPlay50 mini Pro NFEとそっくりでした。
実際の使い勝手
本機の初期セットアップを終えたホーム画面が↓です。
プリインアプリ一覧は↓の通り。とてもシンプルな構成です。
設定画面は↓の通り。至極一般的なAndroidの設定アプリ画面。
iPlay50 mini Pro NFEは全体的に文字や表示が大きすぎる印象がありましたが、本機は8インチ画面によくフィットしたサイズで表示してくれますので見やすいです。
↓はデイリーガジェットを表示したところ。
↓はYouTubeを再生しているところです。16:9のコンテンツでは横向きで上下に黒帯が入ります。
画質は良いのですが、音質は良くないです。iPlay50 mini Proがシングルスピーカーで、本機はデュアルスピーカーなので音質は違うかな?と思いましたが、実際にはほぼ変わりません。どちらも廉価機らしい音です。
※2024/4/7追記:Headwolfから連絡があり、現在出荷されている初期ロットはスピーカーなどの初期不良があり、後続のロットで解決されているとのこと。交換はアフターサービスに送料負担なしに送付し、アップグレードをしてくれるとのことです。これによりスピーカー音質は変わる可能性はあります。アフターの連絡先はservice@headwolf.netです。
widevine L1でもNetflixの高画質再生ができない機種があったりしますが、本機は↓のようにFullHD再生をサポートしています。
顔認証については思った以上に素早くアンロックしてくれます。
この点は、iPlay50 mini Pro NFEを明確に上回っています。
ベンチマーク
最後にベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、シングルコアが736、マルチコアが2055です。
GPUスコアは1286でした。
ストレージ読み書き速度は↓の通り。
廉価8インチとしては決定打
以上、新発売になった「Headwolf FPad5」を見てきました。
「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」が出たときは、「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」が決定打でしたが、現在は本機「Headwolf FPad5」になるでしょう。
シングルスピーカーだった「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」から、本機はスピーカーがデュアル構成になっているものの音質は特に変わりません。
ですが、Android 13だったiPlayに対して、本機はOSが最新のAndroid 14になっていて、OSバージョンアップが期待できない廉価機としてはアドバンテージです。
また、「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」と比べた時の最大の強みは顔認証です。やはり生体認証があるかないかで、使い勝手は大きく異なります。
とはいえ両機種はスペックも筐体もほぼ同じなので、セールで安くなっている方を買えば問題ないでしょう。
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