昨今、電子ペーパーディスプレイ搭載端末が増えてきています。
電子ペーパーは紙とよく似た特徴があり、直射日光下で見やすく、目が疲れにくいのが強みです。また、一度表示した画面は、次回リフレッシュするまではそのまま表示されたままにできるため、バッテリー駆動時間が非常に長くなる特徴もあります。一方で、リフレッシュレートが低いため、動画や一般的なアプリ利用はおろか、スクロールも違和感があります。
そんな電子ペーパーが持つメリットをそのままに、低リフレッシュレートという課題をクリアするため、↓でお伝えしたTCLなどから、電子ペーパー”風”のディスプレイを搭載した端末が出てきています。
また、レノボも同様のコンセプトで、↓のタブレットをリリースしています。
そんな電子ペーパー”風”ディスプレイの一つに、IGZOを利用した「Live Paper」というパネルがあるようです。
その「Live Paper」を搭載した初のAndroidタブレット「Daylight Computer DC-1」が予約受付中です。
↓のように電子ペーパーライクな視聴体験が得られるにも関わらず、リフレッシュレートは60Hzと高いです。これなら一般的なAndroidアプリも問題なく利用できるでしょう。(グレースケールですが)
スペックはSoCにMediaTek Helio G99、8GB/128GBメモリ、10.5インチ(1600×1200)バックライト付きLive Paperディスプレイ、Android 13ベースのSol:OS、8,000mAhバッテリーという構成。
カメラは非搭載で、ポート類はUSB Type-CとmicroSD。スピーカーとマイクも搭載しています。
Google Playストアに対応しているかは明言されておらず、単にAndroidアプリが利用できると書かれているので、こういった表記の場合は大抵Google Playストアはプリインされていないと考えておくのが良いでしょう。
価格は729ドル(約11万4千円)と高額。一般的なHelio G99搭載Androidタブレットは3〜4万円なので、その3倍ほどの価格になります。
Live Paper事態は120Hzまでサポートするパネルのようです。ただ、一般的な電子ペーパーディスプレイと異なり、給電がなくなると表示は消えるようです。
これがどの程度電子ペーパーに近い見た目なのかは、実際に見てみないと判断が難しいでしょう。ですが電子ペーパーの持つメリットはユースケースによってはとても魅力的であるため、高リフレッシュレートの電子ペーパーライクなディスプレイの進化には大いに期待したいです。
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