Tecno Mobileは日本では聞き慣れないスマホメーカーですが、アフリカでSamsung、Appleに次ぐ3位のシェアを持っており、ナイジェリアではトップシェアを維持している中国メーカーです。ほか、インド市場でも一定の販売をしています。深圳にある伝音科技(Transsion)が運営するスマホブランドです。
同社は折りたたみスマートフォンを複数リリースしており、↓の初代フォルドタイプ「Phantom V Fold 5G」を2023年に投入しました。
MediaTek Dimensity 9000+を搭載して約70,000インドルピー(約12万円)と、フォルドタイプのスマホとしてはかなりの廉価です。
また、↓のフリップタイプ「Phantom V Flip」も販売しています。こちらも46,664インドルピー(約82,000円)と廉価。
↓でレビューした「Blackview HERO 10」や「ZTE Libero Flip」よりは価格は上がりますが、Dimensity 8050搭載でパフォーマンスはこれらよりもmo高いです。
そんな同社が、フォルドタイプ「Phantom V Fold 5G」の2世代目をリリースすることが、Geekbenchその他のリスト情報から明らかになったとmysmartpriceのこちらのエントリなどが報じています。
面白いのがチップセットです。
初代はMediaTek Dimensity 9000+を搭載していましたが、2世代目もベンチマークの登録スコアから同じチップセットを搭載するようです。RAM容量も同じとのこと。
違いはOSで、Android 13だった初代に対して、Android 14になるようです。
スマートフォンは世代を経るごとに新しいチップセットを搭載するのが常ですが、Tecnoは同じDimensity 9000+を搭載したまま、最新OSにグレードアップするということになります。
そうなると、今でもフォルドタイプで最安級の価格を、さらに下げる戦略なのかもしれません。
そもそも、MediaTek搭載のフォルドタイプというのも珍しいですし、購入しやすい価格の折りたたみスマホの選択肢として興味深い存在です。
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