今回は、多数のミニPCをレビューしているGMKtecの新型ミニPC「GMKtec NucBox M7」の提供があったのでレビューします。
追記:Ryzen 9 PRO 6950H搭載の「GMKtec NucBox M7 Pro」との比較を配信しました。↓
Ryzen 7 PRO 6850H搭載のM7と、Ryzen 9 PRO 6950H搭載のM7 Proがあります。
今回レビューのM7ですが、公式ストアのこちら、アマゾンのこちら、楽天のこちらで販売中。
16GB/512GBで56,000円ほどとなっています。
なお、Ryzen 9 PRO搭載のM7 Proについては、公式ストアのこちら、アマゾンのこちら(32GB/1TB)、こちら(32GB/2TB)、楽天のこちらで販売されていて、68,000円ほどです。
↓の写真では分かりづらいですが、天板は半透明で中のファンが見えていて、カッコいいデザインです。
それでは見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物ですが、↓のように本体のほか、ACアダプタ、メガネケーブル、HDMIケーブル、VESAマウントアタッチメント、ネジです。
付属のマニュアルは日本語対応です。
ACアダプタは120w。
本体は↓の通り。技適番号もついています。
スペックですが、CPUには8コア16スレッドで16MB L3キャッシュのAMD Ryzen 7 PRO 6850H、Radeon 680M GPU、最大96GB DDR5-4800MHz RAM、最大4TB構成にできるPCIe4.0 M.2 2280 SSDとPCIe3.0 M.2 2280 SSD、Windows 11 Proという構成です。
通信はWi-Fi6とBluetooth 5.2で、デュアルファンでの冷却機構を内蔵。35-40w TDPで35dB、54-60w TDPで37dB、最大の65-60w TDPでも40dBほどと音は静かです。
前面には、↓のようにOculink PCIe4.0x4、USB4.0 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A x2、3.5mmイヤホンジャック、電源ボタン。Oculinkがあるので、外付けGPUなども高速に利用可能。
なお、電源ボタンはLED発光します。
背面は、USB2.0 Type-A x2、HDMI2.1、DP2.0、RJ45 2.5G LAN x2、USB4.0 Type-C、DC-IN、ケンジントンロックです。DP/HDMI/USB-C x2で合計最大4画面出力が可能です。
側面には空気穴。
底面は空気穴とVESAマウントアタッチメント取り付け用溝、ゴム脚となっています。
重量は実測で634gです。
RAMとストレージの換装・増設
換装・増設の方法を見ていきましょう。
一番ユニークなのは天板の取り外し方で、蛇口をひねるように回転させて取り外します。ドライバーは不要。↓を見ると、天板が半透明なのが分かると思います。このファンがうっすら見えています。
そこからネジを4本外すと、↓のように内部アクセスできます。
構成は、左からM.2 2280、M.2 2280、RAMとシンプルです。
RAMはSO-DIMM x2スロットで、crucial製の8GBが2枚挿さっています。
ストレージはZETTASTONEの512GB M.2です。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきます。
まずFF15ベンチは、軽量品質・1920×1080・フルスクリーン設定で「普通」の3,965。十分ゲームもできます。
FF14ベンチは、同設定で「やや快適」の6,085でした。
Cinebench R23のスコアは、シングルコアが1,546pts、マルチコアが13,332ptsです。
他CPUとのスコアのランクが↓の通り。
シングルコア性能が高いです。↓
ストレージ読み書き速度は↓の通り。
オールマイティに使える高コスパ5万円ミニPC
以上、「GMKtec NucBox M7」を見てきました。
デザイン良く、内部基板へのアクセスも容易で換装・増設しやすく、動画編集やゲーム用にも耐えられる高いパフォーマンスで5万円台というのは、かなりコスパ高いでしょう。
Oculinkも搭載し、全体的に欠点が見当たらない一台に仕上がっています。
ミニPCをお探しの方は、良い選択肢だと思いますので、ぜひチェックしてみてください!
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!