以前から噂されていたソニーの携帯型プレイステーション。
PSP、PSVitaで止まっていた同社の携帯ゲーム機について、ついに次世代機が登場するかもしれません。ブルームバーグが報じました。
先日登場した↓の「PlayStation Portalリモートプレーヤー」は、あくまで母艦のPS5をリモートプレイするための端末でした。
ですが、現在報じられているのは、携帯機でPS5のタイトルをネイティブにプレイするという、正真正銘の携帯型プレイステーションです。
(写真はPlaystation Portalのアニバーサリーモデル)
現在の携帯ゲーム機市場は、Nintendo Switchの独占状態です。
いくつかのPCメーカーが、ポータブルゲーミングPCと呼ばれるノートパソコン用のCPUを搭載したWindowsデバイスをいくつかリリースしています。ですがそれらは見た目こそ携帯ゲーム機風ですが、実態は「変わった形をしたWindowsノートパソコン」なので、操作性や重量、パフォーマンス、バッテリー駆動時間など含めて快適なものではなく、マスに受け入れられる類いの商品ではありません。
ここに、ソニーが携帯機を出し、また↓でお伝えしたようにマイクロソフトもXboxの携帯機を開発中であるというウワサもあるため、これらが登場すれば市場は一変するでしょう。
とはいえ、ポータブルゲーミングPCのように簡単に出来るものではないようです。
まずPS5レベルの品質で携帯機でゲームプレイを実現するためには、TSMCの2nmへのアクセスが必要となり、これは2026年以降になります。これに、PSSRのようなAI駆動の画像アップスケーリング技術を組み合わせることになります。ほかにも、GPUを稼働させるための高帯域幅のメモリや、ソフト開発社側も追加のリソースが必要になってきます。
既存の部品を組み合わせるポータブルゲーミングPCとは、技術的な難易度が大きく異なるようです。その代わり、得られるゲーミング体験も段違いのものになるでしょう。
マイクロソフトの携帯型Xboxや、「飛躍的な性能進化」があるというSteam Deck 2も、今年や来年という話ではなさそう。
ソニー、マイクロソフト、Valve、任天堂という真のゲーム覇者たちによる携帯機の頂上決戦の火蓋が切られるのは、早くとも2027年になりそうです。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!