今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているTeclastから新登場した、12インチの大型サイズ新型タブレット「Teclast P60AI」の提供があったのでレビューします。
アマゾンのこちらのページで27,900円で販売開始しましたが、2月3日までの期間、7,500円OFFの20,400円でセール中。(セール価格は変更になる可能性があります)
12インチということで、タブレットとしてはかなりの大画面。12インチの格安機というのは選択肢が少ないので、面白い商品です。
また、背面はメタルのレッドでカメラバンプは金縁のブラックという、ユニークな配色。中国のお祭りのようです。
それでは見ていきましょう!
外観とスペック
外箱も真紅となっています。
同梱物は、本体のほかチャージャーとUSB Type-A to Cケーブル、マニュアル類です。microSDはピン不要で抜き差しできるタイプなので、SIMピンはついていません。
続いて本体を見ていきましょう。
スペックですが、SoCのAllwinner A733は、12nmでARM Cortex-A76@2.0GHz x2とCortex-A55@1.79GHz x6のオクタコア。GPUはIMG BXM-4-64 MC1。
昨今、↓でお伝えした「Teclast P50AI」や「Alldocube iPlay70S」など、格安タブレットでのAllwinner A733の採用が増えてきています。
ほか、6GB LPDDR5 RAM、128GB UFS3.0ストレージ、最大1TBのmicroSDカードスロット、11.97インチ(2000×1200)IPSディスプレイ、最大90Hzリフレッシュレート、リア13MPフロント5MPカメラ、7,000mAhバッテリー、Android 15という構成。
widevine L1対応で、USB Type-Cポートは50AI同様の2つついています。
センサ類は、加速度・光・近接。ジャイロは非搭載。SIMにも対応していません。生体認証も非対応。
背面は真紅のメタル外装。
技適番号も貼られています。
上部には電源・音量ボタンとマイク。
サイドには、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-C x2、microSDカードスロットです。
本機はPCモードを搭載しており、PCライクなウィンドウ操作ができます。
マウスなどの周辺機器利用のために、USB Type-Cが2ポートついているようです。
底部にはデュアルスピーカーを搭載しています。
厚さは廉価機としては標準〜ちょい薄めの実測7.8mm。
重量は617gです。
12インチなのでタブレットとしては重い方ですが、手に取ると薄く、比較的軽い印象です。そこまでのズシリ感はありません。(主観ですが)
実際の使い勝手
初期設定を終えたホーム画面が↓の通り。
プリインアプリは必要最小限で好感が持てます。
設定画面は変なカスタマイズが入って折らず、シンプルな2ペインで見やすくなっています。
本機はAI機能を訴求しています。
たとえば↓のAI姿勢認識は、顔が下がっていると教えてくれたり、
↓のエアジェスチャースワイプは、手のひらでスクロールやスクリーンショット撮影などの操作ができます。
料理中にタブレットに触れずにレシピを確認するなどの利用が考えられるかもしれません。
ただ、お世辞にも使いやすいとは言えず、精度はあまり高くなく、今後の改善が待たれるところ。また、お風呂利用なども考えられるので、あわせて防水にも対応すれば良いですね。本機は非対応。
12インチと大画面なので、ウェブサイトはPCのように快適に見られます。
縦向きにしても、表示される情報量が多く一覧性高くなっています。
デュアルスピーカー音質は廉価機としては悪くありません。動画視聴にも良いでしょう。
PCモード
本機はPCモードを搭載しています。TeclastOSという名前のUIです。
ショートカットボタンからいつでも起動でき、↓のようなWindows風のホーム画面に変わります。
使い方はシンプルで、特に迷うことはないでしょう。
ウィンドウのサイズ変更など、操作性も悪くありません。
ベンチマークスコア
Geekbench 6のスコアは、シングルコア633、マルチコア1,513。CPUスコアは廉価機としては悪くありません。
ただ、T50AIもそうでしたが、GPUスコアが低くなっています。
タブレット利用で不都合を感じることはありませんが、ゲーム用に選ぶ機種ではありません。
UFS3.0とのことですが、読み書き速度はそれほど速くありません。
格安で大型タブレットをお探しの方に
以上、「Teclast P60AI」を見てきました。
目玉のAI機能はあまり使えるものではありませんが、普通に大画面の格安タブレットとしては悪くないと思います。
ディスプレイ表示品質、パフォーマンス、音質など含め、2万円前後で購入できるタブレットとしては優秀な部類になるでしょう。
とくに12インチの大型機で2万円というのは、貴重な選択肢です。
というわけで格安で大型のタブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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