今回は、多数の廉価タブレットをリリースしているHeadwolfから新たに登場した8インチ小型タブレット「Headwolf FPad7」の提供があったのでレビューします。
8インチ小型タブレットとしてはおそらく初となる、MediaTek Dimensity 7050を搭載しています。
後述するベンチマークスコアでも、Snapdragonでいえば7シリーズ相当のパフォーマンスをもっています。
それでいて、定価税込33,999円のところ、2月15日までの期間、26,999円で予約セールを実施中でかなりコスパが高くなっています。
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それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。↓のようにタブレット本体のほか、マニュアル、USB-Cチャージャー、USB-Cケーブル、SIMピンとなっています。
チャージャーは20wでコンパクトです。
マニュアルは日本語対応しています。
続いては本体を見ていきましょう。
壁紙が黒基調なので分かりづらいですが、ベゼルは↓の通り。特にベゼル厚ということもありません。
スペックですが、SoCにはARM Cortex-A78@2.6GHz x2とA55@2.0GHz x6のオクタコアであるMediaTek Dimensity 7050、GPUはARM Mali-G68 MC4、8GB LPDDR5 RAM、256GB UFS3.1ストレージ、8.38インチ(2560×1600)ディスプレイ、6,500mAhバッテリー、リア16MPフロント8MP、Android 14という構成。
充電はPD20w対応で、ほかデュアルスピーカー、GPS、デュアルnano SIM、Wi-Fi6、widevine L1、6軸ジャイロをサポートしています。
搭載センサ類は、加速度・磁気・ジャイロ。生体認証が非対応なのがほぼ唯一の残念ポイント。
対応バンド帯は、2G:B2/3/5/8、3G:B1/2/5/8、4G:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28AB/B38/39/40/41となっています。
背面は↓のようにメタル製。
底面にはUSB-Cポートとデュアルスピーカー。↓
上部には何も付いていません。↓
サイドには3.5mmイヤホンジャック、SIMスロット。
付属のピンでスロットを開けると↓の通りで、microSD + nano SIMもしくはnano SIM x2の排他方式。
逆側には、電源と音量ボタンがついています。↓
厚さは8.6mmです。
重量は実測で383g。iPad miniと比べると、少し厚みと重量が増します。
実際の使い勝手
続いて実際の使い勝手を見ていきましょう。
初期設定を終えたホーム画面は↓の通り。ディスプレイの発色は悪くありません。
プリインアプリは↓で、Headwolf公式サイトを表示するアプリのほかは、ほぼGoogle標準アプリのみというシンプル構成で好感が持てます。
設定画面も↓のようにカスタマイズもなく、とてもシンプル。
昨今は廉価タブレットでもAI機能などを訴求したものが増えていますが、いずれも実用性はほぼありません。
そんな中、本機は素のAndroidシンプル構成にこだわっており、価格も抑えています。
購入層のニーズをよく分かっていると言えるでしょう。
デイリーガジェットを表示したところが↓。
YouTubeで21:9の動画を観ると、↓のように上下に黒帯が入ります。音質も画質も悪くなく、操作もスムーズです。
原神も問題なくプレイできます。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、シングルコア953、マルチコア2,291。
GPUスコアは2,360です。
Dimensity 7050搭載なだけあって、2万円台とは思えないパフォーマンスの高さです。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):375/1324
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):385/1345
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- Helio G88(Teclast T60 Plus):433/1420
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Snapdragon 685(AvidPad S80):474/1499
- UNISOC T620(Teclast T50Plus):500/1501
- Allwinner A733(Teclast P50AI):633/1499
- Helio G95(POCO M5s):683/1842
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
- UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Snapdragon 6 Gen 1(Alldocube iPlay 60 mini Turbo):939/2902
- Dimensity 7050(Headwolf FPad7):953/2291
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):967/2474
- Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1034/3010
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
- Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):1191/3951
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):1874/4828
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
- Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro):2096/6902
- Snapdragon 8 Gen 3(Xperia 1 VI):2213/6686
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252
GPUスコアは↓の通りです。
- Allwinner A733(Teclast P50AI):204
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- Snapdragon 685(AvidPad S80):382
- UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):445
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):544
- Helio G88(Teclast T60 Plus):579
- UNISOC T620(Teclast T50Plus):597
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
- Snapdragon 6 Gen 1(Alldocube iPlay 60 mini Turbo):1307
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1789
- Helio G95(POCO M5s):2142
- UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
- Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):2257
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Dimensity 7050(Headwolf FPad7):2360
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):4707
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):8821
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro):12367
- Snapdragon 8 Gen 3(Xperia 1 VI):14099
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
ストレージはUFS3.1なので、↓のように読み書き速度も比較的高速です。
シンプル構成で高パフォーマンスな廉価機
以上、「Headwolf FPad7」を見てきました。
AIなどの飛び道具的な機能を搭載せず、愚直にシンプル構成な素のAndroid。それでいて廉価機として一般的なAllwinnerやHelioではなく、ミッドレンジ向けSoCのDimensity 7050搭載でパフォーマンスは高め。
これで2〜3万円というのは、とてもコスパが高いでしょう。
唯一の残念ポイントは生体認証に非対応であるということですが、その点が許容可能であれば良い買い物になるでしょう。
以上、パフォーマンス高めの小型廉価Androidタブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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