今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから新たに登場した、Strix Point世代のRyzen CPUと指紋認証センサを搭載した新型ミニPC「Minisforum AI X1 Pro」の提供があったのでレビューします。
同社公式ストアのこちらのページで、32GB/1TBが税込149,592円、64GB/1TBが166,392円、96GB/2TBが186,392円で発売セール中。
アマゾンのこちらのページでも販売されています。価格はそれぞれ変わるので、安い方で買いましょう。
12コア24スレッド80TOPSのAMD Ryzen 9 AI HX 370搭載ハイパフォーマンスミニPCです。
↓のように天板に指紋認証センサも搭載しています。
↓のように、付属のスタンドで縦置きにも。シルバーのメタル外装は、コンパクトながら重厚感があります。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。
↓のようにPC本体のほか、電源ケーブル、HDMIケーブル、SSDヒートシンク、スタンド、VESAマウントアタッチメント、マニュアル類となっています。
本機は電源内蔵のため、↓のようにACアダプタ不要でケーブル1本でスッキリ使えます。これは地味に嬉しい特徴。
続いて本体を見ていきましょう。
↓のように天板には控えめにMinisforumロゴと、指紋認証センサを搭載しています。ノートPCでは指紋認証や顔認証でのスムーズなログインが一般化していますが、デスクトップではいまだにパスワードやPIN入力という方も多いでしょう。そんな中、指紋認証をデフォルトで搭載しているというのは便利です。
スペックを見ておきましょう。
CPUには12コア24スレッド、24MB L3キャッシュ、ブースト5.1GHzのAMD Ryzen 9 AI HX 370、GPUがAMD Radeon 890M、最大96GB DDR5-5600MHz RAM、最大4TBのPCIe4.0 NVMe M.2 2280 SSDが3スロット(合計12TB)、Windows 11 Proという構成。
本体サイズは195x195x47.5mmで、重量1.5kg。
通信はWi-Fi7とBluetooth 5.4をサポートしています。
ポート類は、前面には↓のように電源ボタン、USB3.2 Gen2 Type-A x2、USB4.0 Type-C、3.5mmイヤホンジャック、Copilotボタン、それらを挟み込むように2つのマイク。USB-Cは40Gbps転送に対応しています。
背面には、↓のようにClear CMOS、ケンジントンロック、USB2.0 Type-A、Oculink、USB4.0 Type-C、DP2.0、HDMI2.1、2.5G有線LAN x2、電源ポートとなっています。
サイドには、↓のようにSDカードスロットを搭載しています。
逆側には↓のように何も付いていません。
底面には、↓のように4つのゴム脚。Ryzenステッカーや技適番号もついています。
RAMとストレージの換装・増設
本機の拡張性を見ておきます。
底面の4本のネジと、少し分かりづらいですが真ん中上部のゴム脚を外してもう1本のネジを外すと底板を外せます。
ここから、さらに▼マークがある部分のネジを外します。8本くらいありました。
すると、↓のように基板にアクセスできます。
RAMはcrucial製の32GB DDR5-5600が2枚入っています。もちろん簡単に着脱可能。96GBまで増設できます。
ストレージはM.2が3スロット。1スロットしか埋まっていませんので、各4TB、最大12TBまで増設できます。SSDヒートシンクも一つ付属しています。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
CINEBENCH R23は、シングルコア2,026pts、マルチコア21,891ptsと爆速です。
他CPUとの比較で、↓がマルチコア。
↓がシングルコアです。
FF15ベンチは、軽量品質・FullHD・フルスクリーン設定で5,495。
FF14ベンチは同設定で7,289です。
Ryzen AI 9 HX 370はポータブルゲーミングPCにも多く採用されており、ゲームや動画編集にも使えるスペックとなっています。
CrystalDiskMarkの計測値は↓の通り。
性能・機能・拡張性いずれも高い
以上、「Minisforum AI X1 Pro」を見てきました。
Strix Point搭載でハイパフォーマンスであるだけでなく、指紋認証センサや平置き・縦置き両対応などの機能性、そしてOculinkやM.2 3スロットなどの拡張性の高さを兼ね備えているのが、本機が”PRO”と銘打たれている理由でしょう。
実際、ゲームや動画編集を含め、ミニPCに求めるほとんどの用途で、ストレスなく快適に使うことができます。
15万円切りの発売セール価格はコスパ高いと思いますので、ハイパフォーマンスなミニPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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