台北で開催中のアジア最大級のテックイベント「Computex 2025」。今年もPCメーカー各社が新型ノートPCを発表し、大きな盛り上がりを見せています。
その中でもひときわ注目を集めたのは、これまでにないデザインや新しい使い方を提示する“個性派”モデルたち。性能だけでなく、形状やビジュアル、コラボ企画といった面でも他と一線を画す、話題のノートPCをピックアップしてご紹介します。
Huawei MateBook Fold Ultimate Design
Huaweiが発表した「MateBook Fold Ultimate Design」は、折りたたみノートPCの中でも特に完成度の高いモデル。18インチのLTPO OLEDディスプレイは、3.3K解像度にアスペクト比4:3という構成で、折りたたむと13インチクラスのサイズになります。厚さはわずか7.3mm、重さは1.16kgと超薄型・軽量で、レザー仕上げの外装が高級感を演出。285mmという大型ヒンジを備え、HarmonyOS搭載により、他のHarmonyOSデバイスとのシームレスな連携が可能です。
Razer Blade 14(2025年モデル)
Razerの「Blade 14」は、ゲーミングノートながらわずか15.7mmという薄さと1.63kgという軽さを実現したモデル。14インチのOLEDディスプレイは2.8K解像度で120Hzリフレッシュレートに対応し、DCI-P3色域も100%カバー。内部にはAMD Ryzen AI 9 365と、NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 5070」を搭載。最大64GBのRAMと、最大50TOPSのAI性能を備え、持ち運び可能なハイパフォーマンスマシンとして注目を集めています。
Lenovo Yoga Book 9i(2025年版)
Lenovoの「Yoga Book 9i」は、14インチの縦長デュアルOLEDディスプレイを備えた次世代ノート。リフレッシュレートは120Hzの可変対応で、360度ヒンジによりタブレットのようにも使える柔軟性が特徴です。プロセッサーはIntel Core Ultra 7 255Hを採用し、クリエイティブ用途やマルチタスクにも十分なパフォーマンスとAI処理能力を提供。デザイン性と機能性を兼ね備えた一台です。
MSI Prestige 13 AI+ Ukiyo-e Edition
MSIが披露した「Prestige 13 AI+ Ukiyo-e Edition」は、日本の名画「神奈川沖浪裏」を天板にデザインした限定モデル。クラシカルな美術と最新のテクノロジーを融合させたこのモデルは、Computex Best Choice Awardを受賞。中身も最新のIntel Core Ultra 9 288Vを搭載し、アート性と実用性の両立を実現しています。
MSI Stealth A16 AI+ Mercedes-AMG Motorsport
MSIはさらに、Mercedes-AMGとのコラボモデル「Stealth A16 AI+」も発表。MSIロゴとともにAMGのブランディングが施されたこのモデルは、見た目のインパクトだけでなく中身も本格派。AMD Ryzen AI 9 HX 370に加え、最大でNVIDIA RTX 5070 GPUまで搭載可能。高性能ゲーミングノートとしてのポテンシャルを備えています。
今年のComputexでは、単なるスペック勝負を超えた“個性”ある製品が目立ちました。
HuaweiのMateBook Foldは完成度の高い折りたたみモデルとして魅力的ですし、MSIの浮世絵コラボは日本人にとっても親しみやすく、話題性が高そうですね。