中国の携帯ゲーム機メーカーAnbernicが、最新のソフトウェアアップデートによりAI機能を一部モデルに追加しました。対象となるのは「Anbernic RG Cube」「RG 406V」「RG 406H」「RG556」の4機種で、AndroidベースのシステムにOTAアップデートとして提供されています。
この「Anbernic AI」には、チャットボットや画像生成・編集など、近年のAI技術の“定番機能”に加えて、ゲーマー向けに特化した機能も搭載されています。注目は、11言語に対応したリアルタイムのテキスト翻訳機能で、日本語や中国語しか対応していないゲームも、画面上に英語の翻訳オーバーレイを重ねることで英語圏のプレイヤーが遊べるようになります。ただし、翻訳テキストが元の文章に重なるため、画面がやや見づらくなる可能性もあります。
他にも、難所を攻略するためのヒントをチャットボットに聞ける機能や、音声でのAIアシスタント機能も含まれており、ゲームプレイの幅が広がる内容になっています。
現時点では、これらのAI機能が端末内で動作するのか、それともインターネット接続が必須なのかは不明です。詳細やダウンロードリンクは、Anbernic公式ブログにて案内されています。