Tuxedoから、最新のRyzen AIプロセッサーを搭載した14インチの新型ウルトラブック「InfinityBook Pro 14」が登場しました。
メーカーが「ウルトラブック」と称するだけあり、高い性能とコンパクトな筐体を両立したモデルとなっています。
搭載されるプロセッサーは最新のAMD Ryzen AI 300シリーズで、Ryzen AI 7 350、Ryzen AI 9 365、Ryzen AI 9 HX 370の3種類から選択可能。最上位のHX 370は12コア構成で、AI処理向けのNPUも備えており、最大65Wで安定動作する設計です。なお、専用GPUは非搭載となっています。
本体サイズは約31.0×22.1×1.7cm、重さは約1.45kgと軽量。80Whの大容量バッテリーを搭載しており、ネジ止めされているため交換やアップグレードが可能です。さらに、RAM、SSD、Wi-Fiモジュールもユーザー自身で交換可能となっており、保証の対象外にはなりません。
メモリは最大128GBのDDR5(5600MHz)に対応し、SSDはPCIe 4.0×2接続のM.2 2280スロットを2基搭載。ディスプレイは120Hz駆動・500ニト輝度・sRGB 100%対応の14インチIPSパネルを採用しています。
通信周りも充実しており、Wi-Fi 6Eと有線Gigabit Ethernetをサポート。ポート構成はUSB Type-C(USB 3.2 Gen 2およびUSB 4)が各1基ずつ、HDMI 2.0b、SDカードリーダー、3.5mmオーディオジャック、USB 3.2 Gen 1 Type-Aが2基、USB 2.0が1基と豊富です。
また、2MPカメラと顔認証対応のIRカメラ、スピーカー、マイクも内蔵されています。OSはUbuntuおよびTuxedo OSがプリインストールされており、Windowsはオプションで追加可能。ロゴも有償でカスタムに変更できます。
現在、ヨーロッパ地域で注文受付中で、出荷は7月末から開始予定。最小構成(Ryzen AI 7 350/16GB RAM/500GB SSD)の価格は€1,199(約20.6万円前後)となっています。
日本での展開に関して公式の情報はまだありません。