Huaweiの三つ折りスマホ「Mate XT 2」に次世代UFGガラス搭載の可能性か

Huaweiが開発中とされる次世代型スマートフォン「Mate XT 2」が、超柔軟ガラス(UFG:Ultra-Flexible Glass)を採用する可能性が浮上しています。

初代「Mate XT」は、世界でも珍しい三つ折り構造を持つスマートフォンとして注目されましたが、約3,000ドルという高額価格と、それに見合わない耐久性の低さが課題となっていました。

新モデルでは、この「脆さ」の問題を改善すべく、構造的な強化が図られると見られています。

現在、UFGを搭載しているのはSamsungの「W25」のみで、これはGalaxy Z Fold6の超プレミアムモデルにあたります。W25に使われているUFGは、これまでのCPI(プラスチック)やUTG(超薄型ガラス)を上回る耐久性と柔軟性を備えており、可動部の多いフォルダブルデバイスに理想的な素材とされています。

UFGは、可視部分と折りたたみ部分で厚みを変えられる「可変厚」構造にも対応可能とされ、常時露出している画面の保護性能も期待できます。Huaweiはこの技術を、2026年以降に中国国内のガラスメーカーから供給を受けられる可能性があり、次期モデル「Mate XT 2」または「Mate XT 3」での実装が視野に入っている模様です。

ただし、新たなUFG搭載により、端末価格は初代以上に高額になる可能性があるため、同時期に登場が噂されているSamsungの「Galaxy G Fold」との競争はより激しさを増すことになりそうです。