Xiaomiが再び縦型フォルダブル市場に挑戦します。新型の折りたたみスマートフォン「Xiaomi Mix Flip 2」が来週正式発表される予定で、すでにXiaomi Mallでは予約受付がスタートしています。
今回の「Mix Flip 2」は、Snapdragon 8 Eliteチップセットを搭載し、前モデルよりも容量が増した5,100mAhの大容量バッテリーを備えていることがリーク情報から判明しています。カラーバリエーションはシアン・パープル・ゴールド・ブラックの4色展開になる見込みです。
Weibo上でXiaomiのルー・ウェイビン総裁が本機の開発背景に言及し、「バッテリー持ち」「折り目の目立ちにくさ」「放熱性」といった、これまでの縦折りスマホの課題を3年間かけて解決すべく設計されたことを明かしています。単なるマイナーチェンジではなく、“折りたたみの完成形を目指した挑戦作”とも言えるでしょう。
スペック情報のリークによれば、Mix Flip 2は6.85インチのLTPO AMOLED内側ディスプレイと、4.01インチの外側サブディスプレイを搭載し、どちらも高輝度&高応答性に対応。Leica監修のデュアル50MPリアカメラを採用し、OSはAndroid 15ベースの「HyperOS 2.0」が動作するとのことです。
さらに、67Wの高速有線充電は引き続き対応しつつ、ワイヤレス充電は前モデルから強化された50Wに対応。IPX8の防水性能も備えており、フォルダブルスマホとしては高水準の耐久性を誇ります。
初代Mix FlipはSnapdragon 8 Gen 3と4780mAhバッテリーを搭載し、価格は5,999元(約83,500円)からスタートしました。今回のMix Flip 2は、これをさらにブラッシュアップした内容となりそうです。
なお、Mix Flip 2はRedmi K80 UltraやPad 7S Proと同時発表される可能性も指摘されています。
今回のMix Flip 2は、スペック面での“妥協なき改善”が印象的です。特に縦折りタイプの弱点とされてきた「バッテリー」「耐久性」「表示性能」のいずれにも真っ向からアプローチしており、Xiaomiの本気度が伝わってきます。
価格帯次第では、日本市場でも注目を集めそうです。今後の展開にも期待が高まります。