手頃な価格で登場した新型レトロゲーム機「Vortex F5」は、5.5インチの大型液晶ディスプレイを搭載し、幅広いゲームに対応する携帯型ゲーム機です。HDMI出力もサポートしており、大画面でのプレイも可能です。
このQRD製「Vortex F5」は、エミュレーションによってプレイステーション1、PSP、ニンテンドーDS、各種ゲームボーイ、NINTENDO64といった数多くのプラットフォームのタイトルに対応しています。ストレージ容量は64GBまたは128GBのmicroSDカードモデルがあり、あらかじめ複数のゲームが保存されていると見られます。販売価格は119ドルで、注文前には配送条件を確認する必要があります。
搭載されているSoCは「RK3566」で、4つのCortex-A55コアを備えています。ゲーミングPCや本格的なポータブルゲーム機、例えばROG Ally X(Amazonで649ドル~)のようなハイエンド機と比べると性能は控えめですが、1GBのLPDDR4Xメモリと8GBのeMMCストレージを組み合わせた構成です。
筐体は約0.73ポンド(約331g)と軽量で、1280×720ピクセルの5.5インチIPSディスプレイを中心に、左右に操作ボタンが配置されています。具体的には、2つのジョイスティック、アクションボタン、Dパッド、ショルダーボタンが備わっています。注目すべきは、ジョイスティックに「Hall効果」技術を採用しており、長期間の使用でもスティックのドリフト(入力ずれ)が起きにくい仕様です。
そのほか、ステレオスピーカー、3.5mmイヤホンジャック、HDMIポートも搭載。HDMIを使えば複数人でのゲームプレイにも対応可能です。バッテリーは5,000mAhで、公称の連続稼働時間は6時間以上。ただし実際の駆動時間は使用するエミュレータやゲームタイトルによって変わると考えられます。