Linuxベースの人気OS「Batocera」を搭載した新型レトロゲーム機「Action Pi」が、7月5日に正式発売されることが明らかになりました。開発元のHelegaly社が、価格を抑えつつも堅実なスペックを実現した意欲作となっています。
プロセッサーには、最大2GHz駆動のCortex-A55を8コア搭載したAllwinner A527を採用。グラフィックスはMali G57 GPUで、2GBのLPDDR4メモリとの組み合わせにより、往年のゲーム機エミュレーション用途に十分なパフォーマンスを確保しています。
ディスプレイは960×720解像度の4.02インチIPS液晶。画素密度は約300ppiと高く、色再現性も優れているとレビューサイト「Retro Dodo」が伝えています。操作系には物理ボタンに加えて、ホール効果方式のアナログスティックを搭載。ただしL1/R1ボタンはやや小ぶりとの評価もあります。
バッテリーは5,000mAhと大容量で、省電力設計とあいまって数日間の連続使用も可能とされています。インターフェースも豊富で、USB-C×2、mini HDMI、microSDスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載。Wi-FiおよびBluetoothによる無線通信にも対応します。
価格は、16GBのeMMCストレージ+64GBのmicroSDカードを同梱したベースモデルが59.99ドル。128GBのmicroSDモデルは5ドル追加となっています。