最大2,790MB/sの高速転送に対応、MagicLink 4-in-1カードリーダーが登場

メモリーカードの高速転送を求めるクリエイター向けに、最大2,790MB/sの理論転送速度に対応するカードリーダー「MagicLink 4-in-1」が発表されました。

CFexpress Type A/B、SD、microSDなど主要規格を1台で扱え、アクティブ冷却付きの設計が特徴です。現在クラウドファンディングで支援を受付中で、出荷は2025年11月を予定しています。

高速性と多機能性を両立したカードリーダーがクラファンに登場

Thunderbolt/USB-C接続に対応し、最大2,790MB/sの高速データ転送をうたう多機能カードリーダー「MagicLink 4-in-1」が発表されました。本製品は、CFexpress Type A/B、SD、microSDといった主要なメモリーカードフォーマットに対応し、外装には放熱性に優れたアルミ筐体を採用。プロユースを想定した設計が特徴です。

現在、119ドルから支援可能なクラウドファンディングプロジェクトとして展開されており、製品の出荷は2025年11月が予定されています。

多彩なメモリーカードに対応、冷却機構も搭載

MagicLink 4-in-1は、以下のカードスロットを搭載しています。

  • CFexpress Type B(最大2,000MB/s、PCIe接続)

  • CFexpress Type A(最大1,000MB/s)

  • SDカード(UHS-II/SD 4.0)(最大300MB/s)

  • microSDカード(UHS-II/SD 4.0)(最大300MB/s)

なお、最大2,790MB/sという転送速度は「全ポート合計の理論値」であり、1つのポートでこの速度に到達するわけではありません。

本体サイズは105×50×30mm、重量は165gとややずっしりした設計です。筐体はアルミニウム製で、アクティブ冷却ファン+放熱フィンによるパッシブ冷却のハイブリッド冷却機構を搭載。長時間の高負荷なデータ転送作業でも、発熱を抑えて安定した動作を期待できます。

接続インターフェースはThunderboltまたはUSB Type-C。高速なデータ転送を活かすには、Thunderbolt 3以降のポートを搭載したPC環境が望ましいでしょう。

日本発売は未定、クラファン特有のリスクにも注意

現時点でMagicLink 4-in-1の日本国内での販売予定は明らかになっていません。本製品はクラウドファンディングによって資金調達中の段階であり、製品の納期や仕様、実際の発売が保証されているわけではない点には留意が必要です。

クラウドファンディングで支援する際は、製品化が中止される可能性や遅延などのリスクを十分に理解したうえで判断することが求められます。