Galaxy Z TriFoldはSnapdragon 8 Elite搭載の3画面スマホ?One UIベータから判明

サムスンが2025年内に投入を予定しているとされる新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z TriFold」について、搭載チップセットやスペックに関する新たな情報が報じられました。従来のフォルダブル端末をさらに進化させた、トリプル折りたたみ構造の採用が注目されています。

Snapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載か

韓国のSamsungが2025年第4四半期に発表を予定しているとされる「Galaxy Z TriFold」について、搭載されるチップセットに関する手がかりが、Samsungの独自UI「One UI 8」の内部ベータコードから発見されました。

Android Authorityによると、コード内に「siop_q7mq_sm8750」という文字列が含まれており、”q7mq”はGalaxy Z TriFoldの内部コードネーム、”sm8750″はQualcomm製「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」の型番にあたると見られています。

Snapdragon 8 Elite for Galaxyは、Galaxy S25 Ultraなどフラッグシップモデルに採用されている現行最上位クラスのプロセッサで、処理性能・電力効率・AI演算能力のいずれもトップレベルのSoCです。Galaxy Z TriFoldがこれを搭載する場合、ハイエンド折りたたみスマートフォンとしてのポジションが明確になります。

10インチ級の内側ディスプレイを搭載、Z Fold 7と同等のカメラ構成も?

Galaxy Z TriFoldは、これまでの折りたたみ端末とは異なり、3つのディスプレイ面を持つトリプル折りたたみ構造になると報じられています。内側ディスプレイのサイズは約10インチとされており、Huaweiの先行機「Mate X Triple」(10.2インチ)と同等の大型画面が想定されています。

また、カメラ構成についてはGalaxy Z Fold 7と類似のものが採用されると見られており、ハイエンドモデルにふさわしいマルチレンズ構成が期待されます。詳細なセンサー仕様などは現時点では判明していません。

発売は韓国・中国限定?価格は約400万ウォンと高額か

Galaxy Z TriFoldのリリース時期は2025年第4四半期が有力とされていますが、販売地域は韓国および中国市場に限定される可能性があるとのことです。また、現地価格は400万ウォン(約288,000円〜2,880米ドル)とされており、非常に高額なプレミアムモデルとなる見込みです。

なお、これらの情報はあくまで現時点ではリーク情報やコード解析に基づくものであり、サムスンからの公式発表はありません。そのため、今後の動向には引き続き注目が必要です。

引用元;Notebookcheck, Samsung