編集・配信・スマートホーム、全部いける「MagTran M3」は“画面付きマクロパッド”の完成形?

映像編集やライブ配信、楽曲制作、さらにはスマートホームの操作まで、あらゆる作業に対応できる柔軟な操作デバイスが求められる中、新たに登場したのがVSDの「MagTran M3」です。

この製品は、透明なキーと一体化したディスプレイ、3つの回転ノブを搭載したカスタム入力デバイスで、Kickstarterにてクラウドファンディングを実施中。

各キーの表示内容や動作を自由に設定できるだけでなく、専用のクラウドプラットフォームや開発環境を用いることで、独自のマクロや機能拡張も可能です。

価格は79ドルからで、出荷は2026年3月を予定。

物理ボタンと画面表示の融合というユニークなアプローチで、既存のショートカットキーボードとは一線を画す存在となっており、ストリーマーやクリエイター、パワーユーザーを中心に注目が集まっています。

Kickstarter:こちらのページで確認ができます。

透明キー+表示画面を備えたユニークな操作系

透明な15個のキーはすべてディスプレイの上に配置されており、各キーには専用のアイコンやテキストを自由に表示できます。これにより、用途に応じてキーの機能を柔軟にカスタマイズ可能です。

VSDinside MagTran M3: The World’s First Mass-producible Transparent Keyboard

製品全体が1枚の画面のようになっており、1つのアプリケーションに特化した専用レイアウトの作成や、配信時のシーン切り替え、画像編集でのツール切り替えなど、直感的な操作を実現します。さらに、プラグインの追加や自作スクリプトが可能なクラウドプラットフォームとソフトウェア開発環境も提供されており、上級者による拡張も可能です。

回転ノブ搭載で音量・ツール操作にも対応

本体右側には3つの回転ノブが搭載されており、ボリュームミキシングやタイムラインのスクラブ操作など、細かな調整が必要な作業にも対応します。スムーズなツマミ操作により、動画編集やストリーミング制御など、プロフェッショナル用途にも十分な柔軟性を備えています。

さらに、スマートホーム制御への対応もアピールされており、照明や家電などの操作もカスタムマクロ経由で可能になるとしています。

USB-C接続でPC対応、日本発売は未定

MagTran M3はUSB-C経由でWindowsおよびmacOS搭載PCに接続可能。サイズは151×80×58mmと手のひらサイズで、省スペースなデスク環境にも適しています。

本製品はクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて出資を募集中で、価格は79ドルから。出荷予定は2026年3月とされています。なお、既存メーカーによる事実上のプレオーダーキャンペーンと見られていますが、クラウドファンディングには一般的なリスク(納品遅延・仕様変更・未達成時のキャンセルなど)も伴う点には注意が必要です。

現時点では日本国内での一般販売や正規代理店の展開については未定です。

物理×画面の融合が生む拡張性に注目

MagTran M3は、Elgato Stream Deckなどと同様の用途を持ちながらも、より拡張性の高い構造を採用している点がユニークです。透明キー×ディスプレイ、加えて回転ノブという構成は、従来のショートカット操作をより視覚的かつ柔軟に進化させる可能性を感じさせます。

キーボードというより「カスタムUIデバイス」と捉えるべき本製品。用途を定めて導入すれば、配信・制作・ホーム制御の各シーンで確かな効率化をもたらすポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。

Kickstarter:こちらのページで確認ができます。