Lenovoが、法人向けのPC、タブレット、デスクトップ、およびサーバー製品の価格引き上げを実施することが明らかになりました。海外メディアの報道によると、Lenovoはパートナー企業に対して書簡を送付し、3月からの価格改定を正式に通知しています。この値上げは、昨今深刻化しているDRAM価格の高騰とAI需要の急増が主な要因です。本記事では、対象となる製品群や市場全体への影響について解説します。

DRAM価格の高騰が引き起こすPC市場の価格改定
2025年後半から急速に進んだDRAM価格の高騰が、ついに大手メーカーの製品価格に直接的な影響を及ぼし始めました。Lenovo North AmericaのプレジデントであるRyan McCurdy氏は、現在の市場状況において価格調整は避けられないと述べています。AI技術の急速な普及に伴う需要増も、サプライチェーン全体に大きな負荷をかけていると考えられます。
Lenovoはパートナーに対し、3月に新価格が適用される前の段階での購入を推奨しています。市場の需給バランスによっては、今後さらなる価格調整が行われる可能性も示唆されています。事前の価格改定通知は、取引先への影響を最小限に抑えるための適切な措置と言えるでしょう。
IDGおよびISG部門の広範な製品が対象に
今回の価格引き上げは、法人向けPCなどを担当するIDG(Intelligent Devices Group)と、データセンター向けインフラを担当するISG(Infrastructure Solutions Group)の広範な製品が対象です。
注意すべき点として、2月中に発注された注文であっても、3月31日までに発送されない場合は、Lenovo側が新価格を再設定する権利を留保している点が挙げられます。加えて、ISG部門では内部および外部の入札プラットフォームにおける見積もりの有効期間が14日または30日に短縮されるなど、取引条件の厳格化も進められています。同時に、注文プロセスを簡略化するための製品ラインナップの再編も実施されています。
個人向け市場への波及も想定されるため早急な対策を
今回の価格改定は法人向けモデルを中心とした動きですが、DRAM価格の高騰はPC市場全体に共通する構造的な課題です。コンシューマー向けのノートPCや自作PC用パーツにおいても、近い将来、価格も跳ね上がるはずです。
すでに他のPCメーカーも同じような状況に直面しており、Lenovoに続いて値上げに踏み切ることは十分考えられます。PCの買い替えやメモリの追加を少しでも検討しているなら、価格が上がる前の今のうちに製品を確保するべきです。今後の各メーカーの価格の動きを示す続報は要チェックです。











