
Valveが次世代VRヘッドセット「Steam Frame」を正式発表しました。Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、スタンドアロン動作に対応するほか、PCからのストリーミングプレイにも対応。注目のスペックや特徴を紹介します。
Snapdragon 8 Gen 3搭載で単体でもVRゲームが可能に
「Steam Frame」は、かつて“Deckard”のコードネームで知られていた新型VRヘッドセットで、Valve Indexの後継とも言える製品です。最大の特徴は、Snapdragon 8 Gen 3と16GBのLPDDR5X RAM、最大1TBのストレージを搭載し、スタンドアロンでVRゲームがプレイ可能な点です。
OSにはArmベースの「SteamOS」を採用し、主にx86向けに設計されたSteamタイトルをトランスレーションレイヤー経由で動作させる仕組みを備えています。また、6GHz帯ドングルによるPCからのストリーミング再生にも対応しており、PCとスタンドアロンのハイブリッド型として活用できます。
高解像度LCD&視線追跡で没入感を強化
ディスプレイには、2160×2160ピクセルのLCDパネルを両眼に搭載。144Hzのリフレッシュレートと110度の視野角(FOV)を備え、眼鏡使用にも配慮した設計(最大140mm)になっています。Apple Vision Proなどで主流のOLEDではなく、液晶+パンケーキレンズ構成を選択している点も特徴です。
加えて、視線追跡による「フォビエートストリーミング(Foveated Streaming)」機能を搭載。ユーザーが見ている中心視野のみ高精細に描画することで、GPUリソースの最適化と表示品質の両立を図っています。
トラッキング性能とコントローラー仕様も充実
トラッキングには、モノクロの外向きカメラ4基と、視線追跡用の内向きカメラ2基、暗所対応のIR照明を組み合わせており、精度の高い動き検出が可能です。無線接続はWi-Fi 7に対応し、低遅延な通信が期待されます。
付属のコントローラーは、6DOF(6軸自由度)トラッキング、静電容量式フィンガートラッキング、ABXY/D-Padレイアウトを採用。スティックにはTMRモジュールが採用されており、スティックドリフトの問題を軽減します。単三電池1本で動作し、重量は約130gです。
ヘッドセット本体はバッテリーパック込みで約440g、パックを外すと約185gとなり、装着感の調整が可能です。補強用の縦型ストラップも同梱されます。

販売情報も今後の続報に注目
Steam Frameの発売日や価格については、記事執筆時点では未発表です。Valve製品としては非常に高い自由度と性能を備えていることから、VRゲーマーやガジェット愛好家の間で注目を集めそうです。
本機はSteamOS上で動作するため、x86ベースの既存タイトルの対応状況や、今後のアップデートによる最適化にも期待がかかります。特にSnapdragon 8 Gen 3との組み合わせによる性能面とスタンドアロン対応は、Apple Vision ProやMeta Questシリーズとの差別化ポイントになるでしょう。
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