
MotorolaはCES 2026において、モバイル生産性を高めるデジタルスタイラスペン「moto pen ultra」と、紛失防止タグの次世代モデル「moto tag 2」の2つの新製品を発表しました。
特に注目すべきは、折りたたみスマートフォンでのワークフローをデスクトップレベルに引き上げることを目的とした「moto pen ultra」の登場です。
AIを活用した高度な編集機能や、長寿命バッテリーを実現する充電ケースなど、実用性を追求した仕様となっています。本記事では、これらの新製品のスペック詳細と、ユーザー体験をどう変えるかについて解説します。
AI機能と筆圧検知を備えた「moto pen ultra」の仕様
「moto pen ultra」は、Motorola SignatureおよびMotorola Razr Foldシリーズを、携帯可能なワークステーションへと変貌させるために設計されました。

ハードウェア面では、極細のペン先を採用し、正確なライティングや描画を実現しています。特筆すべきは、筆圧感知機能による線の太さの制御に加え、傾き検知機能によってシェーディング(陰影)やテクスチャ表現が可能になった点です。さらにパームリジェクション機能により、画面に手を置いた状態でもスムーズな入力が保証されます。
また、本製品はAIを活用した多くの機能を搭載しており、日々のワークフローを効率化します。画面上のコンテンツを素早く切り取って保存する「Quick Clip」、連絡先を提案して共有を加速する「Speed Share」、ラフスケッチを洗練されたビジュアルに変換する「Sketch to Image」などが実装されています。Googleの「Circle to Search(かこって検索)」にも対応しており、ツールバーからブラシ選択や拡大機能へ即座にアクセスできるカスタマイズ性も魅力です。なお、製品にはバッテリーバックアップ機能を持つキャリングケースが付属し、終日の使用が可能となっています。
詳しくはMotorola Global公式サイト内こちらのページで確認できます。
UWBとBluetooth Channel Soundingを統合した「moto tag 2」
同時に発表された「moto tag 2」は、前モデルから追跡精度を大幅に向上させた紛失防止タグです。

最大の特徴は、UWB(Ultra-Wideband)とBluetooth Channel Sounding技術を組み合わせた点にあります。UWBにより正確な距離と方向の特定が可能となり、Bluetooth Channel Soundingが屋内での位置精度を補完します。本デバイスは10億台以上のデバイスで構成されるGoogleの「Find My Device」ネットワーク(Find Hub network)に統合されており、Android 9 Pie以上の端末で利用可能です。
耐久性と実用性も強化されており、ユーザー交換可能なバッテリーは500日以上の寿命を誇ります。IP68等級の防塵防水性能を備え、過酷な環境下での使用にも耐えうる仕様です。機能面では、タグのボタンを押すことで接続されたスマートフォン(サイレントモード含む)を鳴らす機能や、リモートカメラシャッターとしての利用も可能です。また、不明なタグが移動を共にしている場合にアラートを発する安全機能も搭載され、位置データは暗号化によって保護されています。
詳しくはMotorola Global公式サイト内こちらのページで確認できます。
今後の展開と各地域での発売スケジュール
今回の発表によると、「moto pen ultra」はヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、およびアジア太平洋地域にて今春発売される予定です。「moto tag 2」については、同地域にて数週間以内に販売が開始され、価格は39ユーロからとなります。北米地域での発売詳細については、両製品ともに後日アナウンスされる見込みです。Motorolaが投入するこれらのアクセサリーは、特に折りたたみスマートフォンユーザーやモバイル環境での作業効率を重視する層にとって、デバイスの潜在能力を引き出す重要な選択肢となるでしょう。



