中国vivoは、MWC 2026において次世代フラグシップスマートフォン「vivo X300 Ultra」の技術を公開し、同モデルをグローバル市場で展開することを正式に発表しました。
Xシリーズ最上位となる「Ultra」モデルが中国国外で販売されるのは今回が初めてです。
焦点距離400mm相当を実現するZeiss共同開発のテレコンバーターや、全カメラでの4K 120fps撮影対応など、カメラ性能を大幅に強化した内容が明らかになっています。
Zeiss共同開発の400mmテレコンバーターと2億画素望遠カメラ
vivo X300 Ultraの最大の注目点は、望遠カメラに装着して焦点距離を拡大するテレコンバーターです。すでにX200 UltraやX300 Pro向けに200mm対応のテレコンバーターが存在していますが、今回新たに400mm(35mm判換算)対応モデルが公開されました。
X300 Ultraの望遠カメラが前世代と同じ85mmだとすると、焦点距離を約4.7倍に拡大する計算になります。そのため、200mm版と比べて本体は太く大きくなっているとのことです。テレコンバーターにはZeissとの共同開発である旨が刻印されており、レンズを挟むことによる画質劣化の抑制が期待されます。
望遠カメラの画素数は2億画素とされており、800mm(23mmの約35倍)相当の焦点距離においても鮮明な撮影が可能になるとしています。
全カメラで4K 120fps対応、映画撮影向け機能も大幅拡充
vivo X300 Ultraでは、動画撮影機能も大きく強化されています。すべてのカメラにOIS(光学手ブレ補正)を搭載し、全カメラで4K 120fps 10bit Log撮影および4K 120fps Dolby Vision HDR撮影に対応しています。広角でも望遠でも画質・ダイナミックレンジ・色表現が安定しているとvivoは説明しています。
さらに、Galaxy S26 Ultraも対応したAPVコーデックによるロスレス撮影、Log撮影中の3D LUTインポートとカスタマイズ、ACES規格への対応など、クリエイター向けの機能が多数追加されています。映画撮影用の専用UIも用意され、フィルムスタイルやフィルムルックといったカラースタイルを選択可能です。MWC 2026の会場では、カメラアクセサリーメーカーSmallRigのビデオキットを装着した状態での展示も行われていました。
Ultraモデル初のグローバル展開、発売時期は3月中の中国発表が有力
vivoはこれまで、中国国外ではインドなどでX200 Proなどを展開してきましたが、X100 UltraやX200 UltraといったXシリーズ最上位の「Ultra」モデルをグローバル展開したことはありませんでした。今回のX300 Ultraが、Ultraモデルとして初めて中国以外の市場に投入されることになります。
発表日・発売日は現時点で不明ですが、まずは3月中に中国国内で正式発表される見通しです。グローバル市場での具体的な展開地域や価格については、今後の続報が待たれます。




