Galaxy Z Flip 5がスライド式BlackBerry風スマホに?DIY改造が話題に

Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip 5」が、物理キーボード付きのスライド式スマートフォンとして生まれ変わりました。手がけたのは、以前もレノボ製ラップトップをメカニカルキーボード化したことで注目を集めた技術者Marcin Plaza氏。今回も大胆かつ実用性ある改造が海外で話題となっています。

Galaxy Z Flip 5を再利用したDIYプロジェクト

このプロジェクトの主役は、壊れて使えなくなったGalaxy Z Flip 5。Plaza氏はこの端末を分解し、物理QWERTYキーボードと小型ディスプレイを搭載したスライド式スマホに改造しました。

キーボード部分は旧型BlackBerryのQWERTYキーを活用。これをカスタムプログラム済みのArduino Pro Microに接続し、USBキーボードとして認識させています。本体下部はCNC加工されたアルミニウム製シャーシで、プロトタイプを3Dプリントしながら改良を重ねたとのことです。

I built my own Phone… because innovation is sad rn

元のZ Flip 5部品を活かしつつ機能追加

ディスプレイは壊れていた内部画面を取り外し、外部の小型画面のみを使用。Samsung公式のGood LockアプリとMultiStarモジュールを組み合わせ、ほぼ全てのアプリをこの小型ディスプレイ上で起動できるようにしています。

さらに、MagSafe互換のワイヤレス充電用マグネットリングを本体に追加。5Gアンテナなどの一部非必須パーツは取り除き、必要最低限かつユニークな設計に仕上げられています。

Android版BlackBerry Torchを再現

Plaza氏はこの改造端末を「Android版BlackBerry Torch」と位置付けています。スライド構造により、通常時はキーボードがディスプレイ下に収納され、使用時に引き出すことで快適な文字入力が可能です。

また、このプロジェクトは「再現性」を重視しておらず、現時点では設計データや組み立てガイドの公開予定はないとのこと。ただし、作業工程をまとめたYouTube動画が公開されており、その独創的なアイデアと技術力を目にすることができます。

壊れたZ Flip 5が“理想のキーボードスマホ”に

本プロジェクトは、耐久性に難があるとされていたZ Flip 5を活かしつつ、懐かしの物理キーボード端末へと進化させた点がユニークです。現代スマホでは失われつつある「打鍵感」や「機構の面白さ」を追求したこの改造は、ガジェット好きにはたまらない一例と言えるでしょう。

また、この改造モデルは個人プロジェクトであり、製品化や市販の予定はありません。

それでも、故障品の再利用と独自UI・UXへの挑戦は、多くのDIYガジェットファンやモバイルユーザーの関心を集めそうです。特に物理キーボードを懐かしむ層にとっては、現代的な折りたたみスマホとクラシックな入力体験の融合という点で非常に魅力的に映るでしょう。