HarmonyOS 6が中国でベータ開始:対応機種と注目のAI機能まとめ

Huaweiは、次世代OS「HarmonyOS 6」のパブリックベータを中国国内で開始しました。独自カーネルを採用し、Androidから完全に脱却したこのアップデートには、AIアシスタントや新デザイン、セキュリティ機能などが盛り込まれています。

独自カーネル採用の新OS「HarmonyOS 6」が始動

HarmonyOS 6は、2025年6月に発表されたHuawei独自OS「HarmonyOS NEXT」の商用版と見られており、Android(AOSP)ベースを完全に排除し、自社開発カーネルによって構築されています。今回のアップデートでは以下のような特徴が追加されています。

  • 新デザインとUIアニメーションの刷新

  • ロック画面カスタマイズ機能の追加

  • パフォーマンス最適化によるレスポンス改善

最大の注目は、AIとの統合を強化した新たな音声アシスタント「XiaoYi(シャオイー)」の搭載です。このアシスタントは、複数ステップにわたるタスクの自動実行や調査整理、視覚障害者向けのナビゲーション支援機能「Sees the World」などを提供します。

セキュリティ強化とApple製品との連携も実現

HarmonyOS 6はセキュリティ面でもAIを活用。詐欺電話の検知や顔認識を悪用した「フェイススワップ詐欺」の検出、さらに「覗き見防止機能」では、他人の視線を検知すると画面上の機密情報を自動的に非表示にする機能も搭載されています。

また、ファイル共有機能も強化され、Huawei製品だけでなく、iPhone・iPad・MacなどApple製デバイスともファイル転送が可能となります。

ベータ対象機種一覧:スマホからタブレット、ウェアラブルまで

HarmonyOS 6のパブリックベータは2025年10月から中国国内で順次開始され、対象端末は以下の通りです。

スマートフォン

  • Huawei Mate 70 / Mate 60

  • Huawei Pura 80 / 70

  • Huawei Nova 14 / 13 / 12

折りたたみ端末

  • Huawei Mate X6 / Mate X5シリーズ

  • Huawei Pura Xシリーズ

  • Huawei Pocket 2シリーズ

  • Huawei Nova Flip / Nova Flip S

タブレット

  • Huawei MatePad Pro 13.2(2025・2023年モデル)

  • Huawei MatePad Pro 12.2(2024)

  • Huawei MatePad 11 Pro(2024)

さらに同時期に開始されたクローズドベータでは、以下の端末が対象となっています。

スマホ・ノートPC

  • Huawei Mate XT / XT Ultimate Design

  • Huawei MateBook Pro

タブレット・ウェアラブル

  • Huawei MatePad Pro 12.2(2025)

  • Huawei Watch 5 / Watch GT 5シリーズ

  • Huawei FreeBuds 6 / 7i、FreeArc

今後、2025年11月〜12月には以下の端末にもベータ提供が予定されています。

  • Huawei Nova 14 Lite(Vitality Edition)

  • Huawei Enjoy 70X

  • Huawei MatePad Mini / Air / 11.5S(2024・2025)

  • Huawei Watch Fit 4シリーズ、FreeBuds Pro 4、FreeClip 2 など

ベータ版の入手方法と注意点

HarmonyOS 6ベータを利用するには、対象端末で「My Huawei」アプリを起動し、ベータ登録ページから機種を選択して手動で申し込みが必要です。ただし、このベータプログラムは中国限定であり、現時点ではグローバル展開の予定は発表されていません。