GPDやOne-Netbookと並び、UMPC市場に製品を投入しているTopJoy社。
TopJoyは、正式名称がTop Joy International Development Group Ltd. といって、2002年に設立された中国・深センのOEMメーカーです。
TopJoy社のFalconは、下記でレビューしたとおり、7インチのGPD Pocketシリーズより少し大きめの8インチ(1920 x 1200ピクセル)タッチスクリーン、スタイラスペン対応、8GB RAM、360度回転ヒンジ、Pentium Silver N5000 Gemini Lakeプロセッサ搭載等の特徴を持っています。
下記でレビューしたとおり、GPD Pocketは次世代機のGPD Pocket 2 Maxでは8.9インチディスプレイに大型化し、同じくOneMixシリーズの次世代機OneMix 3も8.4インチになります。
TopJoy Falconはいわばこの「7インチクラス→8インチクラス」へのUMPC主戦場の変化を先取りしていたとも言えます。
このFalconは、すでに初期出資者への発送を開始していますが、Notebook Italiaのレポートによると、早くも次のモデルのスペックが明らかになってきました。
Falcon2はPocket Notebookという名前になる?
Falcon次世代機最大のアップグレードは、CPUがAmber Lake-YのCore m3-8100Yになることと、電源ボタンに指紋センサーがつくことです。
FalconはCPUだけが他のUMPCに比べて劣っていたため、そこをキャッチアップした形です。
香港で開催されたGlobal Sources Electronics Fair(GSHK2019)でのNotebook Italiaのレポートによると、Falcon次世代機は中国のWeibu(微歩)がデザインし、「Pocket Notebook」というカテゴリの製品の第一弾という位置づけになるようです。
そのため、そもそもFalcon2という名前になるのかが怪しくなってきました。
また、CPUと指紋センサー搭載以外のスペックはあまり変わらないようです。
8インチディスプレイ、8GB RAM、256GBまでのストレージなどは、そのままの可能性が高そうです。
また、キーボードレイアウトも変わらず、ポインティングデバイスはスペースキーの真ん中の光学式タッチセンサーになるでしょう。
いずれにせよ、GPD、One-Netbookに続き、TopJoy(もしくはWeibu)のFalconもAmber Lake-Y世代のCPUを搭載したUMPCをローンチすることで、今後UMPCが一層「使える」マシンに進化していくことはまちがいなさそうです。
Notebook Italiaリンク先には他にも写真が豊富にあります。
おわり