格安タブレット界の”iPad Air”登場!「Chuwi HiPad Plus」レビュー【2万円台でハイクオリティ】

今回は、多数の高コスパなタブレットやPCをリリースしているChuwiの新型タブレット「Chuwi HiPad Plus」をレビューします。

相変わらず2万円台と格安帯ではありますが、最新版のiPad AirやiPad Proを彷彿とさせる狭ベゼルでフラットメタルな外観、実用的なスペック、発色良く高精細なディスプレイ、4スピーカー搭載など、完成度はかなり高くなっています。「格安タブレット界の”iPad Air”」と言える1台。

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昨今の格安タブレットは、スペックは高くなってきています。

ほとんどのゲームは問題なくプレイできるレベル。

ただ、iPadなどの高級品と比較したときに、もっとも大きな違いの一つが外観でした。特に背面パネルで、プラスチッキーなチープさが漏れ出ることが多かったのです。

ただ、この「HiPad Plus」の背面は、↓のようにフラットなメタルデザイン。安っぽさはまったく感じません。

また、分厚さも格安タブレットの課題でしたが、本機は↓のようにこれまたiPad Airレベルの薄さとなっています。

では、この「Chuwi HiPad Plus」、さっそく見ていきましょう!

スペックと外観

まず同梱物ですが、タブレット本体と充電用USBケーブル、USBアダプタです。海外プラグの場合、変換プラグが同梱されます。とはいえ、すでに手持ちのUSB充電器を使えば問題ないでしょう。

スペックは下記の通り。

  • CPU:MT8183V/A
  • GPU:Mali-G72 MP3
  • OS:Android 10.0
  • RAM:4GB LPDDR4
  • ストレージ:128GB eMMC
  • ディスプレイ:11インチ(2176×1600)
  • カメラ:リア13MP、フロント5MP
  • バッテリー容量:7,300mAh/3.8V
  • サイズ:248.3*179.5*6.95mm
  • Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz/5.0GHz
  • Bluetooth:4.2
  • センサ類
    • 加速度センサ:○
    • 光センサ:○
    • 近接センサ:○
    • 磁気センサ:×
    • ジャイロスコープ:×
    • バロメーター:×
  • widevine:L3

CPUのMT8183V/Aは、Cortex A73が4つとCortex A53が4つのオクタコア。近年の廉価タブレットとしては平均的な処理速度。通常利用で特に遅いと感じることはないでしょう。

ほか、メモリ周りの4GB/128GBも平均水準ですが、ディスプレイは11インチで2176×1600なので高精細です。

バッテリー容量も7,300mAhも大きくなっており、薄くてフラットな筐体デザインとあわせて、動画やウェブ、ゲームを楽しむのに最適化された一枚。

センサ類については、格安帯にあまりつかない近接センサがついていますので、外付けのキーボード付きカバーで開閉検知ができることが予想されます。

ただし、一般的な格安タブレット同様に、ジャイロ非搭載でwidevineはL3です。ポケモンgoのARモードや、ネトフリの高画質再生はできないのでその点ご注意ください。YouTubeは問題なく高画質再生できます。

ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzで、10点マルチタッチ対応です。

さて、筐体を見ていきましょう。

まず左側面には、2つのスピーカーとmicroSDカードスロットがついています。

逆側の右側面にも2つのスピーカーと、音量ボタンです。合計4スピーカーということからも、動画視聴を重視した設計です。

上部には、充電用USB Type-Cポートと電源ボタンです。ピラピラが見えますが、はじめからディスプレイに保護フィルムが2枚貼られています。上の1枚を剥がして、密着した1枚を付けた状態で使います。

背面はこの通り。シングルカメラとLED。カメラは13MPと、格安タブレットにしては画素高め。2mmほど出っ張っています。

重量は、実測で約546g。iPad Air等と比較して軽くはありません。ただ、一部Windowsタブレットのように、重くて片手で持っていられないというレベルではありません。

バッテリーの持ち

7,300mAhとバッテリー容量は大きいですが、ディスプレイも高精細なので、気になるのはバッテリーの持ちです。

↓のように93%の状態で、通常利用で16時間44分、100%だと18時間ほどで出てきます。

画面をつけ続けると5時間なので、バッテリーの持ちも標準的か、ちょい持ちが良いくらいのイメージ。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきましょう。

まずGeekbench 5は、シングルコアが293pts、マルチコアが1,393です。

3DMarkの各スコアは下記の通り。

GFXBenchは199.3フレームです。

ストレージ読み書き速度は、シーケンシャルライトが112MB/s、シーケンシャルライトが135MB/sです。eMMCとして一般的なスコア。

以上、ベンチマークについては、この価格帯の他のタブレットと比べて、とりたてて劣っているわけでも、すごく優れているわけでもありません。平均か、それよりちょい上くらいです。

ただ、次に見ていくように、実際に使ってみるとエクスペリエンスとしてはかなり快適です。

実際の使い勝手

快適な理由の主な部分は、ディスプレイと筐体にあります。

まずディスプレイはアスペクト比が正方形に近く、webを見るにも電子書籍を読むにも、左右に窮屈さを感じることなく楽しめます。また、FullHDよりも高精細で発色も良いため、単純に画面が見やすいです。YouTubeも1440pまでいけます。

また、筐体が薄くフラットなため、持った印象もスリム。4スピーカー搭載で音質も悪くありません。

つまり、動画、ゲーム、ウェブ閲覧、電子書籍などタブレットの主用途となるであろうコンテンツ消費のエクスペリエンス向上に最適化されていることが、本機を快適な1台にしているのです。

ゲームプレイ

続いてゲーム。

まずおなじみ荒野行動ですが、引っかかりや遅延も少なく、快適プレイ可能です。

画質レベルは、標準に設定されました。画面が荒くて汚いということも特にありません。

ウマ娘も快適プレイ可能です。

原神もプレイできますが、こちらは画質がちょっと落ちます。

画面設定を見ると、画質は「低」に設定されていました。

コンテンツを楽しむ一枚として最適

格安タブレットは、スペック以上に実際のエクスペリエンスは機種によって様々です。

同じようなスペックでも使い勝手は結構異なります。

厚みが1mm違うだけで持った印象はまったく違いますし、背面パネルがフラットかラウンドか、ベゼルは上下左右でどの程度か、液晶は黄色寄りか青寄りかなど、スペック表に出てこないものの使い勝手に影響する要素が沢山あります。

その点、今回レビューした「Chuwi HiPad Plus」は、スペックに現れない部分で快適な使い勝手を実現している1台でした。

トレードオフ関係の取捨選択となる格安タブレット設計において、2万円台でコンテンツ消費を快適にするという1点に集中して作られた印象。

というわけで、格安で快適なタブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

「Chuwi HiPad Plus」は、Banggoodのこちらのページで販売されており、デイリーガジェット限定クーポン「BGJPPPCW」を適用すれば、送料や保証込みで27,225円で購入できます。

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コメント

  1. より:

    流石にこのタイトルは詐欺っぽくて駄目なのでは?
    格安タブレットのiPad Air登場!「Chuwi HiPad Plus」レビュー【2万円台でハイクオリティ】

    • z様
      ご指摘いただきまして、ありがとうございます。また、誤解を生じさせるタイトルとのご指摘ごもっともです。
      大変失礼いたしました。
      タイトル修正させていただきました。
      今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。(編集長)