第10世代Core i5搭載4万円台の新型Surface風2in1レビュー!【Chuwi UBook X】

今回は、Chuwiから新登場したSurfaceライクな2-in-1パソコン「Chuwi UBook X 2023」をレビューします。

↓のように着脱式キーボードとキックスタンド、4,096段階筆圧検知対応の純正ペン対応で、第10世代Core i5-10210Yを搭載しています。

こちら、12インチの「Chuwi UBook X 2023」と、13インチの「Chuwi UBook XPro 2023」の2種類があり、ディスプレイサイズ以外のスペックはよく似ています。

今回レビューするのは、12インチの「Chuwi UBook X 2023」です。

価格はSurfaceと比べるとだいぶ安く、12インチの「Chuwi UBook X 2023」は、現在Chuwi公式ストアのこちらのページで48,900円でセール中。13インチの「Chuwi UBook XPro 2023」は、同じく公式ストアのこちらで、54,900円でセール中です。

それぞれ、ペンとキーボードケースを付けると各々5,000円が追加になります。

パフォーマンスはSurface Go 3の上位機に似ています。あちらも第10世代のYシリーズ搭載。(下位モデルはPentium Gold 6500Y)

Surface Go 3の6掛けほどの価格(Surface Go 3のオフィス・LTE非搭載Core i5機が本体のみで8万円)で、同等パフォーマンスで一回り大きい画面サイズのものが買えますよ、という感じです。

また、↓のアマゾンでも販売されています。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

本体には、ACアダプターが付属します。キーボードとペンも購入すれば、↓のセットになります。

チャージャーとペンについては後ほど見ていきます。

まずはスペックから。

4コア8スレッドの第10世代Core i5-10210Y、8GB LPDDR4 RAM、256GB SSD、12インチ(2160×1440)IPSディスプレイ、38Wh(7.6V/5,000mAh)バッテリーとなっています。OSはWindows 11 Home。

ちなみに13インチの「Chuwi UBook XPro 2023」の方は、13インチ(2160×1440)ディスプレイで、ストレージが512GBになりますがそれ以外のスペックは同じです。

タブレット本体は↓の通り。ベゼルは少し厚めです。

背面は↓ノ通り。技適番号その他がプリントされており、アルミボディで安っぽさはありません。

キックスタンドはフレームタイプで、安定しています。もちろん角度調整可能。

最大で↓まで倒せます。

上部にはmicroSDカードスロット、電源・音量ボタン。

右側面にはUSB Type-C、USB3.0 Type-A、micro HDMI、DC充電ポート。DCは専用プラグですが、USB Type-Cでも充電ができます。

逆サイドには、3.5mmイヤホンジャックもついています。

底部には、純正キーボードケースを装着するマグネット端子がついています。

重量は実測で818gです。

キーボードケースをつけると↓。ケース背面はスウェード風のサラサラした加工です。

ケースをつけても、一般的なノートパソコンよりも薄いです。

ケース込みでの厚さは、実測で約15mm。

重量は、ケースと本体合計で、実測1.13kgです。

純正チャージャーは24w出力。軽量コンパクトですが、専用プラグということもあり、別途USB-Cチャージャーを持ち歩いているならそちらを使う方が便利かもしれません。

重量は実測で119gです。

続いてペン。こちらは4,096段階筆圧検知対応。

ペンには替え芯2つと、芯取り外し用のピンセット、電池が付属します。

電池は単4サイズ。ペンには2ボタンがついています。

重量は、電池込みで実測18gです。

他の機種との大きさ比較

本機のサイズ感のイメージを持ってもらうために、いくつか有名な機種と大きさを比較してみます。

↓が、Surface Go 3(10.5インチ)、本機(11インチ)、LIFEBOOK U9312(13.3インチ)です。

ちなみにLIFEBOOKは↓で衝動買いしたものです。

Surface Go 3もLIFEBOOK U9312も、同ディスプレイサイズ帯の中では最小級のコンパクトさですが、その間くらいのサイズです。

厚みは、↓のようにSurface Go 3より1mmちょっと厚いくらい。

ベゼルは少し厚めなのでフットプリントはありますが、本体は薄型で結構コンパクトに感じます。

キーボードケースの使い勝手

キーボードは英字配列で↓の通り。変則的なところもなく、使いやすいキーボードです。

タッチパッド感度も良好。タッチパッド下部には押しボタン機構もついています。

キーピッチは、実測で18mm強。

打鍵感含めてよくあるBluetoothキーボードといった感じ。

本体とマグネット装着して、傾斜がつきます。マグネット装着なのでタイピングすると若干たわみがありますが、Surface Goほどのバコバコ感はなく安定しています。

本機の使い勝手

↓はデイリーガジェットを表示したところ。ディスプレイの明るさや発色も悪くありません。

ペンの追従性も良好。少し遅延はあるものの、UI操作やメモ書きなど、多くの用途でストレスを感じるような遅れではありません。

↓はYouTube動画を再生しているところ。タブレットながら音質も悪くなく、最大音量にしても音割れなどはありません。

第10世代ということでそこまで高速ではありませんが、Celeron機のような遅さではありません。

ブラウジングやドキュメント作成、動画視聴などの用途では、特にストレスは感じないでしょう。ゲームや動画編集は無理です。

USB-C充電ができますので、専用AC不要で持ち運びには便利です。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきます。

CINEBENCH R23では、シングルコア669pts、マルチコア1,430ptsです。Core m3-8100Y同等レベルのCeleron N5100よりも、10~20%ほど速いスコア。

それぞれ他CPUとの比較が↓となっています。

ストレージ読み書き速度は↓の通り。SATAですね。

一回り大きい画面のSurface Go 3

以上、Chuwiの新型2-in-1「Chuwi UBook X Pro 2023」を見てきました。

ベンチマークスコアからも、パフォーマンスはSurface Go 3の上位機に似ています。あちらも第10世代のYシリーズ搭載。(下位モデルはPentium Gold 6500Y)

タイプカバーを入れると10万円ちょっとなので、その6掛けほどの価格(Surface Go 3のオフィス・LTE非搭載Core i5機が本体のみで8万円)で、同等パフォーマンスで一回り大きい画面サイズのものが買えますよ、という感じです。

本機はSurfaceよりもベゼルが厚めなのでコンパクトさはSurface Go 3に軍配ですが、コスパや画面サイズでは本機が有利です。

というわけで、格安でSurface風の2-in-1が欲しいという方は、ぜひチェックしてみてください!

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