AYANEO Next LiteはRyzen 4000系搭載4万円台~でSteam Deck対抗

↓でお伝えしたAYAの新型ポータブルゲーミングPC「AYANEO Next Lite」の詳細スペックが発表されました。

昨今、ポータブルゲーミングPCにはASUSやレノボといった大手PCメーカーから、カテゴリ最高クラスのCPUを搭載して10万円前後という商品が...

上記記事にも書いたとおり、AYAをはじめとした中小メーカーよりも、大手メーカー品の方がスペック対比での価格が安いという逆転現象が生じているポータブルゲーミングPC。

そういった状況を反映し、ASUSやレノボといった大手メーカー品へのシェアの集中が一気に進んでいます。

これに対応するべく廉価機として登場したのが今回の「AYANEO Next Lite」ですが、SteamOS互換OSを搭載していることからも、ベンチマーク機は明らかにSteam Deckとなっています。

ただ、結論としてはSteam Deckを買った方が良いでしょう。

本機のOSには、SteamDeckに搭載されているSteamOSのサードパーティ版オープンソースのHoloISOが搭載されています。ただし、頻繁なアップデートを繰り返して進化を続けているSteamOSと異なり、こちらは昨年8月以降のメジャーアップデートはありません。

ほかスペックですが、CPUとストレージは2種類。1つが6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 4500U、128GB/512GB PCIe3.0 M.2 2280 SSD。もう一つが8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 4800Uで512GB SSDというもの。

それぞれ299ドル、349ドル、399ドルとなっていて、4~5万円台というプライシングです。

RAMほかスペックは共通して16GB LPDDR4x、7インチ(1280×800)IPSディスプレイ、47Whバッテリー、267x112x30mm、720g、HOLOISOなど。

6軸ジャイロとX軸リニアモーターを内蔵しています。

ポート類は、USB3.2 Gen2 Type-C x3、3.5mmイヤホンジャックです。

Steam Deckよりも1~2万円程度安いですが、4年前のノートパソコン向けRyzenプロセッサはパフォーマンスはSteam Deckに劣り、OSもサードパーティ製ということで、Steamを運営するValveが自ら販売するSteam Deckを購入した方が快適なPCゲームプレイ環境が実現できるでしょう。

Steam Deckのレビューでも書いたとおり、同機の強みの一つはOSがポータブル機でのPCゲーム利用に高度に最適化され、それが日々速い勢いでアップデートを繰り返している点にあります。

AYANEO Next Liteの製品ページはこちら

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