ゲームボーイアドバンスSP風の新型1万円携帯ゲーム機レビュー!【Anbernic RG35XXSP】

今回は、多数の携帯ゲーム機をリリースしているAnbernicから登場した、ゲームボーイアドバンスSP風のクラムシェル型折りたたみゲーム機「Anbernic RG35XXSP」の提供があったのでレビューします。

持った印象は完全にゲームボーイアドバンスSPで、搭載エミュレータはPSPまで対応しています。

Anbernic公式ストアのこちらのページで、10,399円で販売されています。現在、注文がかなり多く入っているようで、発送が通常よりも3〜5営業日延びているとのこと。

↓でレビューした「Anbernic RG35XX 2024」や「Anbernic RG28XX」と同シリーズで、スペックもよく似ています。それぞれの違いは筐体デザインの違いです。

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カラバリは↓の4色で、今回は一番左に見える透明ブルーです。

クラムシェル型なので、閉じると↓のようになります。

それでは見ていきましょう!

外観とスペック

まず同梱物からですが、↓のように本体のほか、充電用USB-Cケーブル、スクリーンプロテクタ、クリーナー、マニュアルです。

マニュアルは英語ですが、特に難しいことは書いてありませんし、UIはシンプルなので、これを読まなくても操作に困ることはありません。

本体は↓の通り。任天堂タイプのコントローラーで、ショルダーにL1/L2/R1/R2ボタンもついています。否応なくワクワクしてしまいます。

スペックを見ておきましょう。

SoCはARM Cortex-A53 x4のAllwinner H700、2コアのMali-G31 MP2 GPU、1GB LPDDR4 RAM、ストレージはmicroSDです。ディスプレイは3.5インチ(640×480)IPSで、バッテリー容量は3,300mAhで公称8時間駆動。

OSはLinuxで日本語対応、通信は802.11 a/b/g/n/ac Wi-FiとBluetooth 4.2。

ほか、振動モーター内蔵。ホールセンサ搭載のため、ディスプレイ開閉に合わせて画面の自動ON/OFFができます。

エミュレーターによるゲームプレイのほか、MonnLightによるPCゲームストリーミングや、HDMIを介した外部ディスプレイ出力、Wi-Fiを使ったマルチプレイ、外部ゲームコントローラー利用などが可能となっています。

天板を閉じると↓の通り。

画面は最大で↓まで開きます。

↓のように前面には方向キー、A/B/X/Y、START/SELECT、メニューボタン、スピーカーがついています。

右側面には、↓のように電源ボタンとリセットボタン。リセットボタンを押せば、いつでもランチャーのトップメニューに戻れます。

左側面には、↓のように音量ボタン。

背面には、L1/L2/R1/R2のほか、HDMIとUSB Type-Cポートがついています。

前面には、3.5mmイヤホンジャックと、microSDカードスロットが2つ。microSDが1枚付属し、そこにシステムが入っています。

底面は↓の通りで、プラスドライバーを使ってバッテリーを着脱可能です。

重量は実測で197g。スマホ1台分くらいです。

搭載されている機能

続いて機能を見ていきましょう。

中身は「Anbernic RG35XX 2024」や「Anbernic RG28XX」と同じです。

トップメニューは、↓のようにゲームやエミュレーターの選択、お気に入り、設定など。

搭載エミュレーターですが、↓の通り。PSPまでサポートしていることが特徴です。

なお、設定メニューから言語やネットワークの設定が変更できるほか、Retroarchにも入れます。

また、アプリメニューに入ると、↓のようにメディアプレーヤーや動画、ファイルマネージャー、リーダーなどのアプリが入っています。

ファイルマネージャーは↓の通り。Linux風味にあふれています。

メディアプレーヤーは↓のようにシンプルな構成です。

ゲーム中、メニューボタンを押せばいつでもセーブ・ロードや設定変更が可能です。

完成度は相変わらず高い。そろそろジョイスティックが欲しい

以上、「Anbernic RG35XXSP」を見てきました。

Anbernicは高い頻度での製品投入により、筐体やシステムの完成度・安定性はとても高いです。

本機も良く出来ており、特にクラムシェル筐体の完成度が印象的です。

また、画面とは別に下半分にコントローラー部とホールド部があるため、横型の携帯機よりも操作性やホールド感が安定しています。

一方で、PSPエミュレーターをサポートしたこともあり、RG35XXシリーズにもそろそろジョイスティックを搭載してほしいですね。

というわけでエミュレータープレイ用のコンパクトな携帯ゲーム機をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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