5万円の”世界最薄”タフネススマホが結構よかった!Dimensity 7050 有機EL 120Hz【IIIF150 Air2 Ultra】

今回は、IIF150というブランドの「IIIF150 Air2 Ultra」というスマートフォンを購入したのでレビューします。

IIIF150は聞き慣れない名前ですが、深圳の英名OXO Technologyという会社のブランドで、過去に複数モデルのスマートフォンをリリースしており、グローバル向けサイトもあるようです。(こちら

本機は、”世界最薄タフネススマホ”を謳っており、タフネス性能を持っていながら一般的なタフネススマホと比べると、確かにかなり薄くて軽いです。

かつDimensity 7050搭載や6.8インチ有機ELディスプレイなど、スペック構成は良好です。

AliExpressのこちらのページで、5万円前後で販売されています。

カラバリはチタニウムグレーとジェットブラックで、今回購入したものはチタニウムグレー。背面カメラが目玉のようなかなり特徴的なデザインです。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

まずは同梱物から。スマホ本体のほか、スクリーンプロテクター、マニュアル、65w USB-Cチャージャー、USB-Cケーブルです。

マニュアルは英語表記となっています。OSは問題なく日本語が使えます。

タフネススマホなので一般的なスマホよりは装甲が厚いですがスリム。ディスプレイはパンチホールカメラがついています。明るく色味も良く、表示品質はかなり高いです。

スペックを見ておきましょう。

SoCはMediaTek Dimensity 7050、6.78インチ(2436×1080)有機ELディスプレイ、16GB DDR5 RAM、512GB UFS3.1ストレージ、120Hzリフレッシュレート、5,000mAhバッテリー、リア108MP+64MPフロント32MPカメラ、有線65w・無線15w充電、Andorid 13という構成。輝度は2,600ニト。

デュアルSIM対応で、対応バンド帯は、b2/3/5/8、Wcdma: v1/2/4/5/8、Cdma: bc0、Fdd: b1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28 (a + 8)/66、Tdd: b38/40/41、5g: n1,2,3,5,7,8,20,25,38,28,40,41,66,77,78となっています。

タフネス機ということで、IP68やIPX9K防水、MIL STD-810H準拠となっています。

センサ類は、加速度・光・近接・磁気・ジャイロ・気圧に対応し、GPSもサポートしています。

widevineはL3ですが、それ以外はかなり良好な構成です。

背面パネルはメタル製で、特徴的なデザインです。

カメラバンプは、サウンドに合わせてライティングします。

上部にはLEDライトもついています。

底面にはスピーカーとUSB Type-C、SIMスロットがついています。

SIMスロットはピン不要で開けられるXperiaタイプ。表裏に2枚のnano SIM、もしくは片方にはmicroSDを入れることも可能な排他方式です。

側面には電源ボタン。

逆側には音量ボタンがついています。

厚さですが、ディスプレイ部は実測で8.6mmとなっていて、”世界最薄タフネススマホ”を謳うだけあり、確かに一般的なスマホと大きく変わらない厚さです。

画面保護のため縁が盛り上がっていて、そこの部分を入れると9.1mmになり若干厚みが増します。

重量は227g。これも、一般的なハイエンドスマホと大きくは変わらない重量です。

各種のタフネス基準に準拠していながら、確かに一般的なスマホと大きくは変わらない厚さ・重さとなっています。

他スマホとの筐体比較

筐体のサイズ感を見るために、↓でレビューした典型的なタフネススマホ「Cubot Kingkong X 5G」と、

今回は、多数の廉価スマートフォンをリリースしているCubotから新登場したタフネス(高耐久性)スマホ「Cubot Kingkong X 5G...

一般的なスマホの代表として、↓でレビューしたシャオミの「POCO F6」と比べます。

今回は、5月23日にシャオミからグローバルで発売になった「POCO F6」を購入したのでレビューします。 同日発表されたのは、Snap...

まずフットプリントですが、↓のようにやはり一般的なスマホと比べると広めです。

一方で厚さですが、↓のようにCubotは非常に分厚いですが、本機はPOCOに近いです。

実際の使い勝手

続いて実際の使い勝手を見ていきましょう。

まず初期設定を終えたホーム画面は↓の通りです。

プリインアプリは↓の通りで、とてもシンプルです。

設定画面は↓のように、すべて日本語化されています。一方、設定アプリもIIF150アプリも、いずれも日本語に違和感ある部分もあります。

なお、背面ライトは↓のようにカスタマイズできます。

以上のように、背面設計はユニークながら、システムはそれほどカスタムカスタムしておらずシンプルです。

↓は16:9のYouTube動画を再生しているところ。ディスプレイ表示品質は高く、サウンド品質も悪くないので、動画視聴用としても良好です。

もちろん、↓のようにブラウジングも快適です。

また、Dimensity 7050搭載で原神も問題なくプレイ可能です。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきます。

Geekbench 6のスコアは、シングルコアが1090、マルチコアが2589です。

最近のチップでいうと、Snapdragon 7系くらいの性能です。

GPUスコアは2536です。

UFS3.1ストレージということで、読み書き速度も悪くありません。

実用的なサイズ感のタフネススマホで満足度は高い

以上、”世界最薄タフネススマホ”を謳う「IIIF150 Air2 Ultra」を見てきました。

見たこともないブランドだったのでどういうスマホが届くのかと思っていましたが、使ってみるとwidevine L3なのが唯一残念ポイントです、全体的にかなり満足度の高い一台でした。

タフネススマホでありながら普段持ち歩くにもギリギリ耐えられる筐体サイズ・重量に仕上がっていながら、5万円にしてはスペックも良好で実用的なパフォーマンスです。

というわけで、中華タフネススマホが気になっている方は、ぜひチェックしてみてください!

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