今回は、多数の廉価AndroidタブレットをリリースしているHeadwolfが、サブブランドであるAlphawolfからリリースした新型の8.4インチ小型タブレット「Alphawolf APad1」の提供があったのでレビューします。
↓でレビューした「Headwolf FPad5」とほぼ同じ構成ながら、これに電子コンパスとジャイロが搭載されたものです。
現在、アマゾンのこちらのページで、通常29,999円のところ現在10,000円OFFの19,999円でセール中。
ジャイロ搭載により、↓の「Alldocube iPlay60 mini Pro」とほぼ同じ構成になりました。
「Alldocube iPlay60 mini Pro」がセール価格2.2〜2.3万円ほどなので、「Alphawolf APad1」の現在の19,999円セール価格は割安になっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。↓のようにタブレット本体のほか、マニュアル、USB-Aチャージャー、USB Type-A to Cケーブル、SIMピンとなっています。
チャージャーは10wです。
マニュアルは日本語にも対応しています。
本体は「Headwolf FPad5」や「Alldocube iPlay60 mini Pro」とほぼ同じ。コンパクトで狭ベゼルです。
スペックですが、SoCにはおなじみ実用的なパフォーマンスを持ったMediaTek Helio G99、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFSストレージ、8.4インチ(1920×1200)ディスプレイ、リア13MPフロント8MPカメラ、5,500mAhバッテリーとなっています。
GPS、デュアルnano SIM、widevine L1、3.5mmイヤホンジャックをサポートしています。
デュアルスピーカーと顔認証も搭載。
センサ類については、加速度、ジャイロと地磁気センサを搭載しています。
対応バンド帯は、2G GSM:B2/3/5/8、3G WCDMA:B1/2/5/8、4G FDD:B1/3/5/7/8/18/19/20/26/28AB、4G TDD:B41となっています。
背面は金属パネル。ダークグレーです。
背面下部に、技適番号も貼られています。
本体左側面にはSIMスロットと3.5mmイヤホンジャックがついています。↓
付属のピンで開けると↓の通り、nano SIM x2もしくはnano SIM + microSDの排他方式のスロットです。
右側面には電源・音量ボタン。ボタンは細く飛び出ており、押しやすいです。
底面には2スピーカーとUSB Type-Cポート。
上部には特に何も付いていません。
厚さは実測で7.7mmと廉価機としてはかなり薄型。
実測の重量は314gと軽量コンパクトなボディです。
他機種との筐体比較
↓のように片手でもホールドできるサイズ感ですが、他の機種といくつか比べてみます。
まずは「Alldocube iPlay60 mini Pro」から。↓のようにサイズは同じです。
ディスプレイのサイズもほぼ同じ。発色は、本機の方が青が強めとなっています。
厚さも同じです。
続いてはiPad mini 6との比較。Androidタブおなじみで、本機の方が縦長です。
ディスプレイ表示品質、特に色味の鮮やかさはさすがにiPadの方が良好です。
厚さは本機の方が1mm未満厚くなっていますがほぼ同じくらいです。
実際の使い勝手
初期設定を終えたホーム画面が↓です。壁紙は何が”6″なのかは分かりませんが、ヘタなカスタマイズが入っておらず、シンプルで良いです。
プリインアプリも↓の通り。WPS Office意外はほぼAndroid純正アプリでプリイン数も最小限で好感が持てます。
設定画面についても、↓のようにUI面でのカスタマイズは最小限。全体的にシンプルです。
Chromeでデイリーガジェットを表示したところ。本機はデフォルトの表示倍率が小さく、画面の情報量や一覧性が高くなっています。
YouTubeを再生したところ↓。Helio G99搭載なのでパフォーマンスは問題なく、再生位置の変更もスムーズ。デュアルスピーカー搭載なので、音質についても他の廉価タブレットと遜色ありません。ただ、スピーカーは底面に2つついていますので、横向きに再生する場合は、片側から鳴ります。
ベンチマークスコア
Geekbench 6の計測値は、Helio G99なのでおなじみではありますが掲載しておきます。
まずCPUスコアは、シングルコアが704、マルチコアが1829。
GPUスコアは1285です。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):375/1324
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):385/1345
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Snapdragon 685(AvidPad S80):474/1499
- UNISOC T620(Teclast T50Plus):500/1501
- Helio G95(POCO M5s):683/1842
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
- UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):967/2474
- Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1034/3010
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
- Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):1191/3951
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):1874/4828
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252
GPUスコアは↓の通りです。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- Snapdragon 685(AvidPad S80):382
- UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):445
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):544
- UNISOC T620(Teclast T50Plus):597
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1789
- Helio G95(POCO M5s):2142
- UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
- Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):2257
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):4707
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):8821
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
原神もデフォルト低画質設定で問題なくプレイできます。
UFSストレージということで、読み書き速度は↓の通り比較的高速。UFS2.1でしょう。
現在のセール価格はコスパ良好
以上、「Alphawolf APad1」を見てきました。
競合機の「Alldocube iPlay60 mini Pro」とほぼ同じ構成となり、あとは価格の勝負となる中で、2万円切りの現在のセール価格は高コスパとなっています。
廉価で小型のAndroidタブレットをお探しの方にとっては、最有力候補の一つとなるでしょう。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!