関税問題で販売に遅れが出ていたRazerの16インチゲーミングノート「Razer Blade 16」が、ついにRazer公式ストアで販売を開始しました。
現在、アメリカではRTX 50シリーズGPUを搭載した複数の構成が選択可能となっています。
特に注目を集めているのは、最大構成でNVIDIAの最上位GPU「RTX 5090」を選択できる点。Ryzen AI 9 300シリーズのCPUを搭載したモデルは、価格が2,999.99ドルから始まり、最上位構成では4,899.99ドルとなっています。
本モデルは、2025年のCESで発表された際に「薄さ」が大きな特徴として話題となりました。
前モデルの2024年版に対し、最薄部でわずか0.59インチ(約15mm)というスリムな筐体を実現。
それでも、冷却性能を犠牲にすることなく、新開発のベイパーチャンバー冷却機構と超薄型排気フィンを搭載しています。
CPUには従来のIntelからRyzen AI 9 300シリーズへと切り替えられ、パフォーマンスの効率化も図られています。
ただし、メモリが32GBまたは64GBのLPDDR5X(8,000MHz)でオンボード実装されており、ユーザーによる増設ができない点は注意が必要です。カスタマイズ時に、メモリやストレージ構成が制限される可能性もあります。
現在のところ、Razer Blade 16はRazer公式サイトおよび直営店舗での限定販売となっており、アメリカ国内では早ければ4月末にも発送される見込みです。
一方で、Blade 14やBlade 18の在庫は依然として不足しています。