Minisforumが、新型NAS兼ミニPC「Minisforum N5」シリーズを発表しました。
最大144TBのストレージ構成に対応し、Ryzen AI 9 HX 370やRyzen 7 255といったAMD製プロセッサーを搭載可能な本製品は、自宅サーバーや高性能メディアプレイヤーとしての活用も視野に入る多用途モデルです。
NASとミニPCを両立する「N5」と「N5 Pro」の2モデル構成
今回発表された「Minisforum N5」シリーズは、主に2つのモデル構成で展開されます。上位モデル「Minisforum N5 Pro」には、最新のAMD Ryzen AI 9 HX 370(Zen 5系4コア+Zen 5C系8コア、計12コア24スレッド、最大5.1GHz)が採用されており、50TOPSのAI専用NPUを内蔵。GPUには**Radeon 880M(RDNA 3.5世代/16CU/最大2.9GHz)**を搭載しています。
一方の「Minisforum N5」は、コストパフォーマンスを意識したモデルで、AMD Ryzen 7 255(8コア16スレッド/最大5.1GHz)を採用。こちらは**Radeon 780M(RDNA 3世代/12CU/最大2.6GHz)**を内蔵しており、性能と効率のバランスに優れた構成です。
両モデルとも、**最大96GBまでのDDR5-5600MHzメモリ(SODIMM)**に対応し、ProモデルではECCメモリも利用可能です。
最大144TBのストレージ構成、10GbE×2ポート搭載の本格派仕様
本体には5基のSATAベイに加え、最大3基のNVMe PCIe 4.0 SSDスロットが備わっており、合計で最大144TBのストレージを構成可能。ストレージを重視するNAS用途に適しています。
ネットワーク関連では、10GbEポート×2に加え、5GbEポート×1を装備しており、オフィスやクリエイティブ用途にも十分対応できる構成です。そのほかのインターフェースは以下の通りです:
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USB 3.2 Type-A ×2
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USB 2.0 ×1
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USB Type-C ×1
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USB4(最大40Gbps)×2
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HDMI 2.1 ×1(最大8K@60fps出力対応)
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3.5mmオーディオジャック
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Oculinkポート(外部GPU接続用)
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PCIe x16スロット(Wi-Fiカード増設対応)
OSは、Minisforum独自の「Miniscloud OS(ベータ版)」がプリインストールされますが、Windows 11やLinuxへのインストールも可能です。
日本での展開は未定、価格は€799から
Minisforum N5シリーズは、ヨーロッパで799ユーロから(ベアボーン構成)での発売が予定されています。現時点では日本での販売予定は未定ですが、Minisforum公式サイトおよびAmazonにて順次取り扱いが始まる見込みです。
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