Google Pixel Watch 4、8月20日発表へ:デュアルチップ採用や最大3000ニトの明るさ、バッテリー持続時間も大幅向上

Googleが次期スマートウォッチ「Pixel Watch 4」を8月20日に正式発表すると予想されており、主要スペックが一足早くリークされました。注目すべきは、ディスプレイの明るさ向上と新しいデュアルチップ構成、さらにバッテリー駆動時間の大幅な改善です。

デュアルチップ構成や大型化バッテリーなど、Pixel Watch 4の主な進化点

Pixel Watch 4は、Googleが主催する「Made By Google」イベントにて、Pixel 10シリーズと同時に発表される見込みです。今回のリーク情報によると、前モデルと同じ「Snapdragon W5+ Gen 1」に加えて、より高速な「Cortex-M55」ベースの新しいコプロセッサが採用されるとのこと。これにより、AI処理性能が約5倍に向上するとされており、Gemini AIの搭載も視野に入っているようです。

ディスプレイとバッテリーの進化

ディスプレイは最大3000ニトの明るさを実現しており、屋外での視認性が大きく向上することが期待されます。モデルは2種類展開される予定で、以下の通りバッテリー容量にも違いがあります:

  • Pixel Watch 4(41mmモデル)

    • バッテリー容量:325mAh(前モデル比 +24mAh)

    • 使用時間:常時表示オンで最大30時間、バッテリーセーバー使用で最大48時間

  • Pixel Watch 4(45mmモデル)

    • バッテリー容量:455mAh(前モデル比 +35mAh)

    • 使用時間:常時表示オンで最大40時間、バッテリーセーバー使用で最大72時間

さらに今回から「サイドチャージ」に対応し、ドックに設置した状態での充電が可能に。ナイトスタンドモードとしての利用にも適しています。

各種センサーや通信機能も充実

Pixel Watch 4は以下のような多機能センサーを搭載するとされています:

  • SpO2(血中酸素濃度)

  • 心拍数トラッキング

  • ECG(心電図)対応マルチセンサー

  • コンパス、気圧計、高度計、ジャイロスコープ

  • UWB(Ultra Wide Band)

これらのセンサーにより、フィットネス・健康管理だけでなく、位置情報を活用した機能面でも充実した体験が見込まれます。

日本発売は未定も、AI対応の進化は注目に値する

現時点ではPixel Watch 4の日本国内での発売は未定です。ただし、Pixelシリーズは例年グローバル展開されていることから、日本での展開も期待されます。

特に注目すべきは、Cortex-M55コプロセッサによるAI性能の大幅強化とGemini AIの搭載可能性です。バッテリー持続時間の改善、サイドチャージ対応といった使い勝手の向上も含め、スマートウォッチ市場においてPixel Watch 4は確実に進化していると感じられます。

引用:91mobiles, Notebookcheck