AIエージェント搭載の音声レコーダー「TicNote」登場!会議・講義の内容を多言語で文字起こし&要約も可能

Mobvoiが新たに発表した「TicNote」は、AIエージェント「Shadow」を搭載した次世代のボイスレコーダーです。会議や講義の内容を100以上の言語で文字起こしするだけでなく、内容を要約・分析してチャット形式でフィードバックを提供する機能を備えています。

多言語対応+AI分析機能を備えた次世代レコーダー登場

Mobvoi(モブボイ)は、新型音声レコーダー「TicNote(ティックノート)」を正式に発表しました。本製品は、2025年7月時点でMobvoi公式サイトおよびAmazonで販売されており、価格は159ドル(約25,000円前後)です。

最大の特徴は、Mobvoiが独自に開発したAIエージェント「Shadow」を搭載している点です。このエージェントは、録音した講義や会議、通話などの音声データをリアルタイムでテキスト化し、さらにその内容を要約・分析することが可能です。対応言語は100以上とされており、国際的な利用シーンにも適しています。

AIのベースには、GPT-4oやGPT-4o-mini、DeepSeek-R1といった大規模言語モデルが活用されており、記録内容から「気づき(Aha Moments)」や「インサイト」を生成することもできるとMobvoiは説明しています。また、ユーザーはこれらの情報をチャット形式でやり取りしながら、レポートの作成や学習サポートに活用することも可能です。

スリムな筐体と実用的な仕様もポイント

TicNoteは、86×55×3mmという非常にスリムな筐体を採用しており、前面にはマットな質感のパターン加工が施されています。背面にはマグネットリングが内蔵されており、MagSafeスタイルでスマートフォンなどに取り付けることが可能です。

接続はWi-Fi、Bluetooth、USBケーブルのいずれにも対応。録音モードの切り替えスイッチと電源ボタンも搭載されています。

内蔵ストレージは64GBで、録音データはすべて端末内に暗号化された状態で保存されます。バッテリーは1回の充電で最大25時間の使用が可能とされています。

日本での展開は?

現時点では、日本国内での正式な発売日はアナウンスされていません。ただし、MobvoiはAmazonでも販売を行っているため、並行輸入などを通じて入手可能なケースも考えられます。