AIデバイスとして登場した「Rabbit R1」が、大型アップデート「rabbitOS 2」により方向性を大きく転換しました。
音声操作中心だった仕様から一新し、タッチ操作で直感的に扱えるUIや、プログラミング不要でアプリやゲームを作成・共有できる「Creations」機能を搭載。
かつて“期待外れ”とされた端末が、今あらためて注目されています。
音声操作中心から「画面操作」へ進化
Rabbit R1は、2.88インチのタッチディスプレイ、押し込み式のトークボタン、スクロールホイールを備えた小型ハンドヘルド端末で、価格は199ドル(約29,000円前後)です。発売当初は「AIがあらゆる操作を代行する」ことを謳っていましたが、実際のところはAndroidベースの未完成なガジェットという評価が多く、期待外れとされていました。

しかし今回のrabbitOS 2では、従来の音声操作一辺倒のUIから一新。画面上部からスワイプで呼び出せるクイック設定パネルや、翻訳・タイマー・カメラ・画像ギャラリーなどの機能をカード形式で扱えるナビゲーションに対応し、操作性が大きく改善されています。
「vibe coding」機能で簡易アプリ作成が可能に
Rabbitは引き続きR1をAIデバイスとして位置づけていますが、従来の「ラージアクションモジュール」のような野心的機能の代わりに、新たに「Creations(クリエーションズ)」という機能を搭載。
これは、コードを学ばずに簡易的なアプリやゲームを“ノリで”作ることができる「vibe coding」的な体験を提供するものです。作成した作品はRabbitユーザー同士で共有でき、「Creations Gallery」で公開も可能です。
すでに、時計・計算機・ニュース・付箋アプリなどの簡易アプリや、「テトリス」「ポン」「ブロック崩し(Arkanoid系)」といったレトロゲームも複数提供されています。あくまでシンプルなものではあるものの、Rabbit R1を「AI内蔵トイ」として再定義する方向に舵を切った印象です。
既存ユーザー向けアップデートがメイン
現時点ではRabbit R1の日本国内販売は発表されていません。
また、今回のrabbitOS 2は既存ユーザーへのアップデートとして無償提供されるもので、新規販売数を大きく伸ばす効果は限定的と見られています。
とはいえ、「色がオレンジであること」や「小型端末が好き」「物理ホイール好き」といったニッチ層には一定の魅力がある製品であり、今回のアップデートによってすでに購入したユーザーの満足度が多少なりとも向上する可能性はあります。
AIトイとして再スタートを切ったRabbit R1
Rabbit R1は、当初掲げた“アプリ操作をAIに任せる”という構想を実現できなかったものの、今回のアップデートによって「遊べるAI端末」としての再出発を果たした印象です。
コードを書かずにアプリやゲームを作れるというアプローチは、開発体験へのハードルを下げる点でユニークであり、AIとUIの活用方法を模索する製品として今後の展開にも注目が集まります。
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