
リコーイメージングの新たなモノクロ専用コンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IV Monochrome」の発売日が2026年2月13日に決定しました。
カラーフィルターを持たない専用設計のセンサーにより、従来のカラーカメラをモノクロ化したものとは一線を画す解像感と階調表現を実現しています。本記事では、明らかになった発売日とともに、ISO 409600という高感度性能や内蔵レッドライトフィルターなど、写真愛好家の注目を集めるスペックの詳細について解説します。
ベイヤー配列を廃したモノクロ専用設計と高感度性能
このたび発売日が報じられた「RICOH GR IV Monochrome」は、2574万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載しています。最大の特徴は、一般的なデジタルカメラのセンサーに配置されている「ベイヤー配列(カラーフィルター)」を排除している点です。これにより、光をダイレクトに取り込むことが可能となり、エリアシング(偽色)の発生を原理的に防ぎつつ、光に対する感度を大幅に向上させています。
その結果、ISO感度は標準で160から最高409,600という極めて広いレンジを達成しました。光量の少ない環境下でもノイズを抑えた撮影が可能となるだけでなく、モノクロ写真特有の粒状感を意図的にコントロールするような表現の幅も広がります。レンズには高い解像力を誇る28mm F2.8(35mm判換算)を採用しており、センサーの性能を余すことなく引き出す設計となっています。
表現力を高める内蔵フィルターと手ブレ補正機構
スナップシューターとしての完成度を高めるため、機能面でも多くのブラッシュアップが図られています。特筆すべきは、物理的な「レッドライトフィルター」を内蔵している点です。スイッチで切り替え可能なこのフィルターは、コントラストを強調したり、青空をより暗く落としたりといった、従来の銀塩モノクロフィルムにおけるフィルターワークと同様の効果をデジタル上で再現します。これに加え、多彩なモノクローム画作りモードを搭載することで、撮影者の意図に応じた表現が可能です。
また、手持ち撮影での失敗を防ぐため、5軸の手ブレ補正機構(SR:Shake Reduction)を搭載しています。オートフォーカスシステムには、パッシブAFとコントラストAFを組み合わせたデュアル方式を採用しており、速写性が求められるストリートスナップにおいても、正確かつ迅速なピント合わせをサポートします。動画撮影機能としては、1920 x 1080 60pのモノクロ動画記録に対応しており、背面には3インチのディスプレイを備えています。
2026年2月の発売に向けた期待
リコーが送り出すこのニッチかつ意欲的なプロダクトは、2026年2月13日に正式なローンチを迎える予定です。スマートフォンでの撮影が一般的になった現代において、あえて「モノクローム専用」という制約を設けた専用機の存在は、写真という行為そのものの楽しみを再確認させるものです。Amazon等の主要な販路での取り扱いが見込まれており、正式な予約開始日や日本国内での具体的な販売価格など、今後の続報が待たれます。



