次期『Leica M12』はソニー製センサー卒業か。悲願の「手ブレ補正」初搭載や欧州製センサーへの回帰など、劇的進化を遂げる最新リーク情報を解説!

ドイツの名門ライカカメラが、次期フラッグシップ機『Leica M12』の開発に向けて、既存ユーザーへのアンケートを行っていることが明らかになりました。現行のM11で使われているソニー製センサーから、ライカが自社で開発する欧州製センサーへの切り替えや、M型ライカとしては初となる「ボディ内手ブレ補正」の搭載が計画されているようです。また、M11で廃止された昔ながらの「ベースプレート」を復活させた限定モデルの話も出てきており、伝統と進化の間で揺れるライカの動きに注目が集まっています。本記事では、流出した情報をもとに次世代機の詳細を読み解きます。

欧州製センサーへの回帰と、M型初となる「手ブレ補正」の搭載

リーク情報によると、『Leica M12』の発売時期は2026年後半から2027年前半と予想されています。最大の注目ポイントは、イメージセンサーの変更です。現行の『Leica M11』ではソニー製のセンサーをカスタマイズして搭載していますが、M12ではライカが独自に開発し、ヨーロッパで製造される新しいフルサイズセンサーへ戻る計画があるようです。これにより、ライカ独自の色味や空気感が、より純粋な形で写真に反映されることになります。

さらに、M型ライカの歴史において大きな変化となりそうなのが、ボディ内手ブレ補正(IBIS)の初搭載です。これまでレンジファインダーカメラは、本体が大きくなるのを防ぐために手ブレ補正の搭載を見送ってきましたが、画素数が上がっている現在では必須の機能になりつつあります。もしM型らしいコンパクトなサイズを維持したまま手ブレ補正が載れば、薄暗い場所でのスナップ撮影や、古いレンズを使う際の失敗が劇的に減ることは間違いありません。

伝統と使いやすさの両立。「底面デザイン」の変更と限定モデル

ライカ社が行ったアンケートでは、カメラの「底面」に関する質問が17項目にわたり詳しく行われました。M11ではバッテリー交換の手軽さを優先して伝統的な底蓋をなくし、レバー操作で直接バッテリーを出し入れする方式を採用しましたが、これには昔からのファンから賛成と反対の声が上がっていました。

新しい情報によると、M12ではM11の構造と『Leica Q3』の機能を組み合わせた新デザインが検討されています。具体的には、底面に金属の端子を設けることで、専用グリップを介したワイヤレス充電が可能になる見込みであるほか、三脚用のプレートを装着した状態でもバッテリー取り出しレバーを操作しやすい配置への変更も考えられています。

特に面白いのが、昔ながらの底蓋を備えた「Heritage Edition(ヘリテージ・エディション)」という限定モデルの提案です。これは通常モデルとは別に、バッテリー容量が減ってしまうというデメリットを受け入れてでも、フィルムカメラ時代のような底蓋の開け閉めを楽しみたい人に向けたモデルです。便利さを求める人と、こだわりを大切にする人の両方を満足させるための現実的な答えと言えます。

価格は上がる可能性大。それでも「使う道具」として進化する価値

最近の円安やヨーロッパでの部品コストの高さを考えると、『Leica M12』の国内価格は、M11の発売時価格(約120万円前後)よりもさらに高くなる可能性があります。特にセンサーをヨーロッパ製に戻したり、手ブレ補正を搭載したりすることは、価格が上がる大きな理由になるはずです。

しかし、レンジファインダーという特別な撮影体験に、現代的な「手ブレ補正」と「ワイヤレス充電」という便利さが加わるメリットは非常に大きいです。特に、高画素機での手ブレに悩まされていたユーザーや、M11の底面の仕様に馴染めなかった人にとって、M12は待ち望んだ完成形となるでしょう。 資産として見られることも多いライカですが、M12は「飾っておくカメラ」ではなく、徹底的に「現場で使い倒せる道具」として進化しようとしています。予算が許すのであれば、迷わず手に入れるべき一台となるはずです。