指先サイズのレトロ一眼『Haru』が登場!2000万画素・2K録画対応で5800円、実用性と遊び心を兼ね備えた極小ガジェット。Kodak Charmeraの強力な対抗馬

「写ルンです」のようなフィルムカメラの再流行や、あえて画質の粗さを楽しむ「オールドデジカメ」の人気が続く中、日本のHansmareからユニークな新製品が登場しました。指先に乗るほどの小ささながら、往年のフィルム一眼レフを模したデザインを採用した『Haru』です。先行してヒットしている「Kodak Charmera」のライバルとなり得るこの製品は、単なるミニチュアではなく、2000万画素センサーや2K動画撮影機能を備えています。アクセサリー感覚で持ち歩け、現代的な機能も持った本機の魅力と実用性を解説します。

わずか5cmのボディに2000万画素と液晶モニターを搭載

『Haru』最大の特徴は、その極小サイズと意外なほど充実した基本性能にあります。本体サイズは約51 x 41 x 18mm、重さは約68gと、キーホルダーとして使えるサイズ感です。外観は「Nikon FM2」のようなクラシックな一眼レフを思わせるシルバーのボディに、黒のレザー調の装飾を施した本格的な仕上げとなっています。

注目したいのは、このサイズに2000万画素のセンサーを搭載し、2K解像度での動画撮影まで対応している点です。背面には1.47インチのIPS液晶ディスプレイを備えており、ファインダー代わりとして構図を決めたり、撮影した画像をその場で確認したりできます。データ保存にはmicroSDカードを使用し、底面のUSB-Cポートを使えばPCへのデータ転送や、Webカメラとしての利用も可能です。バッテリー駆動時間は約65分とされており、スナップ撮影なら十分な持ち時間と言えるでしょう。

トイカメラのような画質も「味」として楽しむ設計

数字上の性能は現代的ですが、実際の写りについては冷静な評価が必要です。搭載されているセンサーは非常に小さく、レンズも光を取り込む量が少ないため、最新のスマートフォンや高性能カメラのような鮮明な写真は期待できません。しかし、この製品ジャンルにおいては、その「不完全さ」こそが価値となります。

先行する「Kodak Charmera」と同じく、画像の四隅が暗くなったり、ノイズが乗ったりする「エモい」写りを楽しむのが本来のスタイルです。本機には色味を変えるフィルター機能が内蔵されており、撮影時に好みの色を選ぶことで、後から加工しなくても雰囲気のある写真が撮れます。「高画質な写真を撮る」ことよりも、「撮る行為そのものを楽しむ」「ガジェットを持つ喜びを感じる」ことに重きを置いた設計と言えます。

ファッション性と実用性を兼ね備えた、遊び心ある一台

本製品は現在、日本国内で5800円で販売されています。

スマートフォンのカメラ性能がどれほど向上しても、物理的なシャッターを切る感触や、メカニカルなデザインの魅力は代わりがないものです。本格的な撮影機材のサブ機として、あるいは会話のきっかけを作るファッションアイテムとして、バッグに入れておくにはうってつけの一台です。画質に過度な期待は禁物ですが、この価格とサイズ感、そしてWebカメラとしても使える多機能さを考えれば、ガジェット好きにとって有力な購入候補となるはずです。