裸眼で使える視度調整と入眼1500nitsの輝度を両立!63gの軽量ボディに実用性を詰め込んだ『VIZO Z1 Pro』は屋外利用の最適解。UMPCを巨画面化

米国シアトル発のブランドVIZOは、新しいARグラス『VIZO Z1 Pro』をクラウドファンディングサイトのKickstarterで公開しました。本体の重さはわずか63gと軽いながら、120Hzのなめらかな映像と、最大輝度6000nitsという非常に明るい画面を搭載しています。さらに、ダイヤルを回してピントを合わせる視力調整機能や、SteamVRへの対応など、これまでのARグラスが抱えていた弱点を克服する仕様を備えています。携帯型ゲーム機やパソコンとの相性が良い本機の実用性について解説します。

120Hzと実測1500nitsの明るさが実現する「外でも使える」実用性

『VIZO Z1 Pro』のスペックで最も注目したいのは、画面の性能と明るさのバランスです。120Hzの書き換え速度(リフレッシュレート)に対応したフルHD(1920×1080)のMicro OLEDパネルを搭載しています。これは、近年の携帯型ゲーミングPCで当たり前になりつつある、なめらかな映像表示にしっかり対応できるということです。

さらに、光源の明るさは6000nits、実際に目に届く明るさでも1500nitsという数字は、これまでのARグラスの中でもトップクラスです。多くのARグラスは室内で使うことを想定していますが、本機は屋外や明るい照明の下でも画面がはっきりと見えます。これにより、日中のカフェや電車の中など、周りが明るい場所で使う際の不満が解消されるはずです。

また、視野角(FOV)は47.5度を備えており、数メートル先に160インチ相当の巨大な画面が広がります。色域も98%以上をカバーしているため、映画やゲームを鮮やかな色彩で楽しめます。

パソコン用VRへの対応と、裸眼で使える「ピント調整機能」

本機が他のARグラスと一線を画すのは、SteamVRに対応するシステムと、本体だけで完結するピント調整機能(視力補正)を備えている点です。

本体に内蔵されたセンサーが頭の動き(3DoF)を読み取り、パソコンのSteamVRと直接連携します。これにより、追加のカメラやセンサーを部屋に設置することなく、パソコンに繋ぐだけでVRコンテンツや大画面でのゲームプレイが可能です。本格的なVRゴーグルの代わりにはなりませんが、座って遊ぶシミュレーター系のゲームなどでは、手軽で便利な選択肢になります。

メガネを使うユーザーにとって最大のメリットとなるのが、左右の目で別々に設定できるピント調整機能です。本体のダイヤルを回すだけで、自分専用のレンズを追加購入することなく、裸眼でくっきりとした映像を見ることができます。家族や友人に貸すときも、すぐに相手の視力に合わせられるため、使い勝手は抜群です。

接続方法もUSB Type-Cケーブル(DisplayPort Alt Mode)を1本繋ぐだけです。PlayStation 5、Xbox、Nintendo Switch、スマートフォン、パソコンなど、幅広い機器ですぐに使い始められます。

オーディオメーカーの技術による安心感と、国内市場での価値

VIZOは、ワイヤレスイヤホンなどで実績のあるオーディオブランド「TOZO」の支援を受けて2025年に設立された新しいブランドです。TOZOがこれまで培ってきたモノづくりの技術や音響の知識が、『VIZO Z1 Pro』の本体の作り込みや内蔵スピーカーの音質に生かされています。実績のあるメーカーが開発を支援している点は、新しい製品にありがちな「初期不良」や「サポート体制」への不安を減らす安心材料となります。

Kickstarterでの販売となるため日本からの購入には届くまでの時間を待つ必要がありますが、63gという軽さや120Hzの画面、そしてピント調整機能という「全部入り」のスペックは、日本の住宅事情や電車での移動時間に非常に適しています。

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『VIZO Z1 Pro』は、従来のARグラスを使っていた人が感じていた「画面が暗い」「メガネと一緒に使うのが面倒」「映像がカクつく」といった不満をしっかりと解消する一台です。 特に、「Steam DeckやROG Allyなどの携帯型ゲーム機で、なめらかな映像を大画面で楽しみたい」と考えている方や、「視力が悪く、専用レンズを作るのが面倒でARグラスを避けていた」という方にとって、うってつけの一台です。クラウドファンディングの待ち時間を考慮しても、投資する価値のある有力候補となるはずです。