中国のスマートグラス市場が急成長しています。調査会社IDCの予測によると、2025年には出荷台数が前年比121%増の290万台に達する見込みです。
XiaomiやHuaweiといった大手の参入、価格の低下、AI機能の強化が需要を後押ししていると分析されています。
スマートグラス市場、中国で急成長中
調査会社IDCの最新予測によると、中国のスマートグラス市場は2025年に出荷台数が前年比121%増の290万台に達する見込みです。2025年Q1だけでも49万4,000台が出荷され、前年同期比で116%の成長を記録しました。

中でも音声出力・音声記録に対応した「オーディオ系スマートグラス」が主力で、Q1における出荷台数は35万9,000台と、前年の約3倍に達しています。これは、ユーザーがスマートグラスを「聞く」「録る」デバイスとして積極的に取り入れ始めたことを示唆しています。
市場成長の背景には以下の要因があるとIDCは分析しています:
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価格帯の下落(数千元から約1,000元=約140ドルまで下落)
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サプライチェーンの強化
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消費者の関心の高まり
価格が大きく下がったことで、これまでガジェットに関心がなかった層にも訴求できるようになり、裾野が広がっているといえます。
AI搭載モデルが主流に、XiaomiやHuaweiがリード
Q1時点で出荷されたスマートグラスのうち、AI機能を搭載したモデルは全体の78%を占めており、AIが最大の成長要因となっています。たとえば、リアルタイム翻訳や健康トラッキングといった機能が実装されており、実用性が飛躍的に向上しています。
メーカー別では、Xiaomi(シャオミ)やHuawei(ファーウェイ)がオンライン販売において高いシェアを維持。加えて、AlibabaやByteDanceといったテック大手も市場参入・投資を進めており、競争はさらに激化しています。
また、オンラインだけでなく、オフライン(実店舗)での販売も拡大しており、こちらは前年比75%の成長を記録。体験を通じた購買の促進も成長ドライバーのひとつとなっています。
今後の見通しは?
IDCは2025年後半にさらなる出荷増を見込んでおり、これは季節的なセール需要(例:独身の日、春節)によるブーストが影響するとしています。
アナリストの王浩宇(Wang Haoyu)氏は、「スマートグラス市場は、アーリーアダプター層から、フィットネス、ビジネス、アクセシビリティ(支援技術)用途まで裾野を拡大する」とコメントしています。これは、スマートグラスが“面白ガジェット”から“実用ツール”として社会に定着する兆しともいえるでしょう。
また、世界的に見ても中国のスマートグラス市場の成長率はMeta(Ray-Ban Storiesなど)を凌駕しており、「2026年には“百眼戦争(Hundred Lens War)”が起こる」と予想されるなど、グローバルトレンドをリードする存在になる可能性もあります。
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