TCL傘下のRayNeoは、最新ARグラス「RayNeo Air 3s Pro」のグローバル展開を開始しました。中国市場で先行販売されていた本製品は、OLEDディスプレイの高輝度化と空間オーディオによる没入感の強化が特徴です。
1200ニト対応のOLEDディスプレイを搭載
RayNeo Air 3s Proは、「HueView 2.0」と呼ばれる第5.5世代タンデム型のMicro-OLEDディスプレイを採用しています。最大輝度は1,200ニトで、コントラスト比は200,000:1、色域はDCI-P3の98%をカバーしています。これにより、明るい屋外環境でも視認性を確保しつつ、鮮やかな映像表示が可能です。

仮想スクリーンサイズは視距離6mで最大201インチ相当。映画モード、ゲームモード、視認性強化モード、目の保護モードなど6種類の表示モードを備え、利用シーンに応じた最適な表示が可能です。
長時間利用を考慮した設計と視覚保護機能
本体は重量76gと軽量で、テンプル(つる)やノーズパッドは調整可能な3段階仕様。重量バランスにも配慮され、長時間の装着でも負担を軽減するとしています。インターピュピラリーディスタンス(瞳孔間距離)は93%のユーザーに対応。
さらに、3,840Hzの高周波PWM調光に対応し、TÜV SÜD認証の低ブルーライト・フリッカーフリー表示にも対応しています。輝度は20段階で調整でき、視覚的な快適性と安全性が確保されています。
4スピーカー+空間オーディオで立体音響を実現
音響面では、RayNeo独自の空間オーディオ技術とクアッドスピーカー構成を採用。映画館のような立体的な音場を実現しています。さらに「Whisper Mode」によって、音声を耳元へ指向的に届ける設計となっており、公共の場でも音漏れを最小限に抑えつつプライバシーを確保しています。

接続性も高く、iOSやAndroidスマートフォン、PC、Xbox、PlayStation、Nintendo Switchなど幅広いデバイスに対応。別売の「JoyDock」やUSB-Cアダプターを用いれば、パススルー充電にも対応し、接続機器のバッテリーを消費せずに連続使用が可能です。
価格と発売日、日本での展開は未定
RayNeo Air 3s Proは、グローバル市場向けに$249(約36,000円前後)のローンチ価格で販売が開始されました(通常価格は$299)。「Pocket TV」や「JoyDock for Switch」などとのバンドル販売も用意されており、2025年8月27日より順次出荷、地域によっては9月1日〜3日頃に到着予定とされています。
公式サイトはこちら
スマートグラスの新たな選択肢となるか
RayNeo Air 3s Proは、これまでのARグラスと比べても視認性や音響面での進化が目立ちます。特にOLEDの高輝度表示や指向性音響は、AR映像の没入体験を大きく高める要素といえるでしょう。
一方で、本体重量や装着感、接続の安定性といった基本性能にも丁寧な設計が施されており、スマートグラスの実用性を一歩押し上げる製品として注目されます。国内展開や日本語UI対応など、今後の動向が期待される製品です。
ソース:Gizmochina











