TCL「RayNeo Air 4」にBang & Olufsenチューニング搭載へ。視覚×音響で進化するAR体験

ARグラスの“音”が変わる。

TCLは、次世代ARグラス「RayNeo Air 4」において、高級音響ブランドBang & Olufsen(バング&オルフセン)との提携による音響チューニングを搭載すると発表しました。

従来は映像体験に注目が集まりがちだったARグラスに、音響の革新という新たな価値軸を持ち込もうとする試みです。

グローバル展開は2025年末を予定しており、中国では一足早く登場する可能性もあるとのことです。

バング&オルフセンとの提携で音響体験を強化

TCLは、2025年のIFA(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)での発表を控え、「RayNeo Air」シリーズの音響性能向上を目指して、デンマークの老舗音響ブランド「Bang & Olufsen」と戦略的ライセンス契約を締結しました。

この提携により、同社のエンジニアが手がける音響チューニングがRayNeo製品にも導入されることになります。

これまでARグラスは、スマートフォンやコンソール、ハンドヘルド機器と接続してゲームや映像視聴を楽しむデバイスとして認知されてきましたが、内蔵スピーカーの品質に課題があるとされていました。TCLはその弱点に正面から向き合い、音質面の刷新を図る格好です。

製品名は「RayNeo Air 4」、中国では「Thunderbird Air 4」の名も

次世代モデルの名称は「RayNeo Air 4」で、現行の「Air 3s Pro」(米Amazonで299ドルで販売中)の後継機にあたります。グローバルでは2025年12月の発売を予定していますが、中国ではやや早く、2025年10月に「Thunderbird Air 4」という名称で登場する可能性もあると報じられています。

なお、現時点では本製品のSoCやディスプレイパネル(マイクロOLEDなど)の詳細スペックは明かされていませんが、「Air 3s Pro」がSoC非搭載の軽量設計であったことを踏まえると、引き続きスマートフォンやPCと接続して使用する設計が継承される可能性が高そうです。

日本発売は未定、今後の動向に注目

「RayNeo Air 4」は、世界的な発売を視野に入れた製品として準備が進められており、TCLのグローバル展開戦略の一環とみられます。ただし、現時点では日本市場での発売予定については明らかにされていません

ARグラス市場では、軽量化・高画質化に加えて音響体験の強化が新たな差別化要素となってきており、今回のBang & Olufsenとの提携はその先駆けといえるでしょう。音楽や映像コンテンツを没入感高く楽しみたいユーザーにとっては、魅力的な選択肢となる可能性があります。

ARグラスに「音響の革新」という新要素

TCLの「RayNeo Air 4」は、視覚体験に加えて“聴覚体験”にも重点を置いたARグラスとして注目されています。Bang & Olufsenによるチューニングがどのような音響体験をもたらすのか、そしてそれがARグラスという製品カテゴリーにどのような影響を与えるのか。年末に向けて続報が待たれます。