
中華ゲーム機市場において確固たる地位を築きつつあるTrimUIより、次期縦型ハンドヘルド機のリーク情報が浮上しました。
現行の「TrimUI Brick」をベースとしつつ、ディスプレイの大型化や操作系の刷新が図られたこの新型モデルは、Anbernicが年内に投入すると噂される高性能機「RG477V」の、より安価な対抗馬(Budget rival)として市場に投入される可能性があります。
4インチパネルとデュアルジョイスティック搭載による操作性の刷新
中国のソーシャルメディア上で共有され、X(旧Twitter)のRetro Gaming With Deadfred氏によって拡散された画像によると、TrimUIが開発中の新型機は、現行モデルからハードウェア仕様が大幅に強化されています。
特筆すべきはディスプレイの大型化です。現行の「TrimUI Brick」は3.2インチ(解像度1,024 x 768)のパネルを採用していますが、新型モデルではこれを4インチへと拡大すると報じられています。これにより、レトロゲームのエミュレーション時における視認性が向上するだけでなく、より現代的なUI操作も快適になることが期待されます。
さらに、操作系においては「デュアルジョイスティック」の採用が確認されています。現行モデルではジョイスティックが非搭載であり、プレイできるゲームジャンルに物理的な制約がありましたが、新型では本体下部に2つのアナログスティックが配置される見込みです。これにより、PlayStationやN64、ドリームキャストといった、アナログ入力が必須となる3Dゲームタイトルのプレイアビリティが飛躍的に向上することは確実と言えるでしょう。
Hello 4 inch Trimui Brick with Sticks…. pic.twitter.com/BAEGboonDZ
— Retro Gaming With Deadfred (@RetroDeadFred) December 12, 2025
高性能化するAnbernic RG477Vへの対抗と市場での立ち位置
今回のリーク情報は、競合であるAnbernicの動向と密接に関連しています。Anbernicは現在、RG406V(Amazon価格 約159.99ドル)の上位モデルにあたる「RG477V」のリリースを控えていると見られています。RG477Vは2025年内、おそらく年末までの発売が予想されており、市場ではハイエンドな縦型機としてのポジションを確立しようとしています。
これに対し、TrimUIの新型Brickは、よりコストパフォーマンスを重視した「Budget rival(低価格な対抗馬)」としての役割を担うと考えられます。TrimUIは先月、マイナーチェンジモデルである「Smart Pro S」を投入するなど精力的な動きを見せており、この新型Brickにおいても、Anbernic製品と比較して安価でありながら十分な実用性を備えた、同社らしいバランスの取れた製品づくりが期待されます。
2026年の登場が予測される縦型ハンドヘルド市場の新たな選択肢
現時点ではSoCの詳細や具体的な価格設定は不明ですが、リークされた筐体画像を見る限り、ビルドクオリティは一定の水準に達していることが伺えます。ただし、発売時期に関しては慎重な見方が必要です。情報源であるNotebookcheckの記事では、このデバイスが2026年の初頭より前に正式発売されることになれば「驚きである」としており、実際の市場投入は2026年以降になる公算が高いと分析しています。
国内のレトロ・ポータブルゲーマーやUMPCファンにとって、4インチ画面とデュアルスティックを備えた縦型機は、携帯性と操作性のバランスが取れた魅力的な選択肢となります。高性能・高価格化が進むAnbernic製品とは異なるアプローチで、TrimUIがどのような「解」を提示してくるのか、今後の続報が待たれる1台です。

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