Nintendo Switch 2の手の痛みを改善。Human Thingsが新型「Genki Grips」を発表、99ドルで2026年第1四半期に順次発送開始へ

Nintendo Switch向け周辺機器で知られるHuman Things(Genkiブランド)が、次世代機「Nintendo Switch 2」の操作性を劇的に向上させるモジュール式グリップシステム「Genki Grips」を発表しました。2026年1月6日よりクラウドファンディングサイトのKickstarterでキャンペーンを開始し、わずか1日で目標金額を大幅に上回る資金調達に成功しています。

2025年半ばに発売されたSwitch 2において、多くのユーザーを悩ませている「長時間プレイ時の手の痛みやしびれ」という課題に対し、人間工学に基づいたアプローチで解決を図ります。

モジュール式設計による高いカスタマイズ性と快適性の追求

Genki Grips」は、ユーザーの手の大きさや好みの持ち方に合わせて調整可能な、モジュール式のエルゴノミックグリップシステムです。Kickstarterでは99ドルの支援で、全てのラインナップを含むフルセットが入手可能です。このキットには、Joy-Conを装着したまま使用できるユニフォームシェルと、分離して使用可能なスプリットシェルの両方が含まれています。

さらに、指や手のひらのサイズに合わせて微調整ができる、複数のエルゴノミックグリップが同梱されます。これは、同社の以前の製品である「Attack Vector Case」で採用されていた3種類のサイズ展開(Feather、Balance、Anchor)をさらに進化させたものです。

前モデルではケースのベゼルがボタン操作を妨げる、あるいはドックへの接続に支障が出るといった指摘もありましたが、今回のGenki Gripsではこれらの設計が全面的に見直され、操作性と利便性の両立が図られています。

過去の課題を克服し1日で5万ドル超の資金調達を達成

本プロジェクトは、キャンペーン開始からわずか1日で500人以上の支援者から5万ドル(約750万円)を超える資金を集め、当初目標の1万ドルを即座に突破しました。この爆発的な反応は、Switch 2の大型化された画面や向上したパフォーマンスを享受する一方で、標準のJoy-Conによる手の疲労に不満を持つユーザーがいかに多いかを裏付けています。

開発元のHuman Thingsは、2025年初頭に製品のモックアップやマーケティング手法を巡って任天堂から提訴されるという事案がありましたが、現在は和解に至っています。和解条件に基づき、任天堂の知的財産を直接侵害しない形での製品展開を徹底しており、今回のGenki Gripsもその指針に沿って開発されました。

単なるグリップ機能に留まらず、キャッチコピーにある「Comfort(快適さ)、Color(カラー)、Carry(携帯性)、Power(電力)」が示す通り、多様なカラーバリエーションや追加機能の搭載も示唆されています。

2026年第1四半期に配送予定、Switch 2の操作性を向上させる新たな選択肢

「Genki Grips」のスターターキットは、プロジェクトが順調に進行すれば2026年第1四半期(1月〜3月)に初期支援者へ向けて発送される予定です。Switch 2は、そのスペックの高さからAAAタイトルのプレイ時間も長くなる傾向にあり、純正コントローラーのエルゴノミクスを補完する周辺機器の需要は非常に高まっています。

先行して発売されたサードパーティ製品の中には、装着感やボタンの押し心地に課題を残すものも少なくありません。しかし、過去のユーザーフィードバックを反映し、豊富なカスタマイズ性を備えたGenki Gripsは、Switch 2ユーザーにとって有力な選択肢の一つになると考えられます。キャンペーン期間は残り38日間となっており、今後の追加機能の詳細発表にも期待が寄せられています。